値上げが喜ばれる時代になるかもしれない、という話

安いのは、嬉しいです。マクドナルドや牛丼戦争に辟易する世相を鑑みると、昔ほどではないのかもしれませんが、それでも、安さの魅力は変わっていません。

それが、もしかしたら、値上げしたら喜ばれるような時代になるかもしれないと、卵を見て考えています。

続きを読む

20%の体調で、80%の出来の料理をつくる時の3つの心得

体調が悪い時にも、料理をしなければいけないことはあります。

中止できるならそれが一番ですが、人を集めたホームパーティや、飲食店としてやっていれば、そんなわけにもいきません。

そんな時に、どんな風にして料理に取り組めばよいかを述べていきます。 続きを読む

スパイスへの思い入れ。クミン、その万能性。

クミンへの思い入れは、正直に言ってあまりなくて、なんというか、クミンとは心が通じないのです。おいしいし大好きなのですが、使っているときはいつも、「使うとおいしくなるからつかおう」とか「使うとインドっぽくなるからつかおう」というような気分で使っています。マスタードを使うときの「ひょー、マスタード入れちゃおー」という気持ちや、フェネグリークを熱した油に入れた時の「うほおー」という恍惚とした気分とは、大分ちがいます。

続きを読む

ひとに褒められるということ

南インドのミールス

厨房に立っていた時期は、お褒めの言葉を頂くこともありました。そして、褒められたときこそ、気をつけるようにしていました。今もそうです。

ひとに褒められると嬉しいですが、本当は、あまり褒められるのが好きでありません。

褒められるのが好きでない理由は、三つあります。

大したものを作っていないから、ひとは本当のことを言わないから、そして、自分で自分を褒めるのが一番の原動力だから、という三つです。

ある程度の普遍性をもつことだと思うので、長々と述べていきます。

続きを読む

明治THE chocolateとmorozoffのチョコ

バレンタインデーには、チョコを贈るものですよね。

バレンタインデーと言えば、小学生の頃に、話したことも無い女子が「やしまくんと一緒にカラオケに行った。やしまくんのおかあさんも一緒に。そしてこのティンカーベルのキーホルダーをくれたの」と吹聴し、そして僕にロイズのアーモンドチョコをくれました。勘弁してくれよ、と思ったけど、そのチョコレートは実においしかったです。アーモンドがこれでもかと入っていて、チョコも濃厚で、2017年現在の同製品と比べると、隔世の感があります。昭和は遠くなりにけり、世界的な原料高なのですね。

続きを読む

心の中のまる子がよろこぶクロワッサンチョコ

JR札幌駅の、ここはテナント料高いだろうなあ、という場所にPaulが出来ました。2014年のことです。ほとんど駅構内、と言って良いような、一番人の通る場所です。まえはBEAMSかSHIPSがあった気がしますが、あまり流行っていなかったと思います。いや、パンって当たると儲かるのですね。

続きを読む

デート前のフェンネル風呂

フェンネル、fennel、ウイキョウ、フランス人はフヌユ、と呼ぶ、あの、うす緑のつぶつぶです。インドカレー屋さんのレジの横に置いてある、あれです。僕の昔のアドレスは、fennel-cuminでした。

続きを読む

(前編)飲食店では水は無料で出てくる。良しとしよう。ではお湯は?

南インド屋が店舗営業をしていた時の話です。後編はこちら。

たしか、週末の昼下がりだったと思うのですが、若い女性の二人連れが、食後、「薬を飲みたいのでお湯をください」と仰いました。薬を服用するのは、一人だけのようでした。

まあ、そういうこともあるかな、と思い、それほど混んでいなかったこともあって、別のコップにお湯を入れてお出ししました。すると、薬を飲まない方の女性が、「わたしもください」と仰ったので、もう一つ、コップに注いでお持ちしました。しばらくして、お二人は帰っていきました。

続きを読む