beans podi kari
インゲンの豆粉炒め、と表現すればよいのかもしれません。野菜をいためるだけではちょっと物足りなりから、豆を挽いて加える、という、簡単な発想の料理です。podi kariという呼び方がどれくらい一般的かはわかりません。vadhakalと呼んでも良い気もしますが、豆粉感は少し薄れます。料理の名前はとても難しいので、どなたか詳しい方がいたら教えてください。
4人分
スナップエンドウ——ひとつかみ(150gくらい)
チャナダル——大さじ1.5
ホールチリ——2本
サラダ油——大さじ3
マスタードシード——小さじ1/2
ヒング——ひとふり(すこし)
塩——小さじ1/2弱
①エンドウは筋を取って、1本を四つにぶつ切りにする。大きさはお好みで。
②チャナダルをフライパンなどで乾煎りする。チャナダルが色づいたら、ホールチリを加えて火を止め、余熱でもうすこし煎る。冷めたらミルで粉末にする。
③鍋にサラダ油を熱して、マスタードシードを弾けさせる。ヒングを少し加えたら、切ったスナップエンドウと塩を加えて炒める。30秒ほど炒めたら、挽いておいたチャナダルとホールチリの粉末を加える。水をおおさじ2くらい(分量外)加えて、スナップエンドウに豆粉がくっつくように炒める。
作る上でのポイント
・スナップエンドウを小さく切りすぎない
・スナップエンドウに火を通しすぎない。歯触りを残したい。
・塩を強くし過ぎない
・豆の粒を粗くするなら特に水を必ず加える。硬くて歯に悪いかんじになる。
どんな仕上がりを目指すか
・見た目が大切です。緑のエンドウに、茶色っぽい粉がくっついて、なんだか大層な料理に見えます。
・ものすごく辛い料理ではありませんが、すこしは辛味が入ったほうが、味がきまります。
・塩を強くつけるのでなく、スナップエンドウを引き立てる程度の塩加減が良いと思います。
バリエーション
・今回は、少し粗さが残る粉末にしましたが、もっと細かな粉末にしても良いです。お好みでどうぞ。細かくすると、焦がしココナッツをまぶしたような、おしゃれな感じになります。
・ほかのインゲン類でも作れます。筋なしのインゲンがよさそうです。
・使うスパイスは色々です。今回はほぼミニマムの作り方でしたが、チャナダルと一緒に、コリアンダーシードやクミン、ブラックペッパーなどを一緒に挽いても良いです。ダルも、チャナダルだけでなく、トゥールダルを混ぜる手もあります。ターメリックやチリパウダーを加えても良いです。お好みでどうぞ。
・今回はダルを挽きましたが、ピーナッツやごまを使っても良いと思います。
・以前、芋で作るレシピも作りました。あとは、茄子で作るのも良いと思います。
どうやって食べるか
・どちらかというとタミルっぽい料理だと思います。そんなかんじのミールスに合わせるのが良いかと思います。ただのポリヤルに飽きたとき、ココナッツ風味にしたくないとき、どうぞお使いください。
・創作カレー系でのトッピングにいかがでしょうか。ぱっと見、ミスタードーナツのゴールデンチョコレートのようで、華やかです。食べてみても、ちょっと作り方がわからないような料理ですので、使えると思います。