マサラワダmasala vadaのレシピ

masala vada

ワダというと、豆を挽いたドーナツのようなものです。日本で出てくるワダは、メドゥワダという、ウラドダルで作った、ふわっとしたものが多いですが、ワダにもいろいろと種類があるようです。今回取り上げるのは、もっと硬く、がっしりした食感のワダです。なぜ、マサラワダと呼ぶかというと、僕のイメージでは、粗びきでもろもろっとしたかんじが、マサラなのかなと。豆以外の材料も加えるからマサラ、と言えるような気もします。とにかくレシピです。

4人分(12個くらい)

チャナダル——1/2cup(洗ってから二時間以上水に浸けておく)

ウラドダル——1/4cup( 洗ってから二時間以上水に浸けておく )

ホールチリ——1本

玉ねぎ——1/8個(粗いみじん切り)

青唐辛子——1本(細かいみじん切り)

生姜——小さじ2(潰す、もしくはみじん切りにして計量)

クミンシード——小さじ1

コリアンダーリーフ——ひとつかみ(ざくざく刻む)

カレーリーフ——10枚くらい(手でちぎっておく)

塩——小さじ1/2

①水に浸けておいたダルをザルにあげて、軽く水を切る。ミキサーかフードプロセッサーでダルを粗く挽く。ホールチリも一緒に放り込んで挽く。ざっくりしたかんじにしたい。

②刻んだ玉ねぎ、青唐辛子、生姜、コリアンダーリーフ、カレーリーフ、塩、をダルに加えて、よく混ぜる。

③直径5cmくらいの円盤状に成形して、きつね色になるまで油で揚げる。8分から10分くらい。

赤玉ねぎのほうがそれらくなる
ちょっとまだ粗いかな、くらいにする
刻んでおいたものを加えて
もろもろっとしたかんじ
こんなかんじ
deep fry
これくらいで良いかな
マサラワダ!

作る上でのポイント

・ダルを挽きすぎない

・ダルの水をしっかり切る

・挽くときに水を加えない

・小さめに成形する

・しっかり揚げる

どんな仕上がりを目指すか

・がっしりして、もっくりしたかんじです。その食感が身上です。揚げ具合により、表面の硬さと中の柔らかさが決まります。今回は、外はカリッとするけど、ガキガキにはならない程度、なかのほっくり部分も残るくらい、にします。ちなみに、そのまま揚げ続けると、最終的にはせんべいになります。

・かたちの残ったダルとコリアンダーリーフやカレーリーフの緑、ホールチリの赤が、ざくざくしている見た目が、いかにもマサラワダっぽいです。

・色は、ちょっと濃い目のきつね色くらいになったほうがおいしそうに見えると思います。

・とても辛かったりスパイシーだったり、という料理ではないと思うので、そこそこスパイシー、くらいにします

バリエーション

・ダルは、チャナダルだけで作っても良いです。そのほうが一般的かと思います。また、トゥールダルやムングダル、皮付きのムングダル、などを加えたり、それらのダル一種類だけで作ったり、色々なパターンがあります。

・個人的には、小さくしたものが好きなのですが、もうすこし大きくしたほうが一般的かもしれません。

・スパイスの使い方はいろいろです。ガラムマサラ、チリパウダー、フェンネル、シナモン、などを加えても良いです。フェンネルとシナモンを加えると、なんだかエキゾチックな感じになります。

どうやって食べるか

・そのままもくもく食べます。スナックの類なので、チャイやコーヒーがあるとよいと思います。

・各種チャトニをつけて食べるのもおいしいです。

・店で出すときには、揚げ時間の長さが問題になるかもしれません。一度揚げたのを置いておいて、直前にあげなおすとよいかもしれません。メドゥワダに比べると、味は落ちにくいと思います。そういえばある店でイドゥリを食べたところ、温めなおしたものが出てきて、しょんぼりしてしまいました。揚げたて、蒸したて、は、コストがかかるのですが、やっぱりおいしいです。