冬瓜とチャナダルのクートゥのレシピ

ashgourd kootu

地味クートゥです。クートゥというのは、野菜と豆、ココナッツなんかを一緒に似たようなもので、kootuという語は、combinedくらいの意味らしいです。何と何がcombinedなのかはわかりません。豆が入らないkootuもあるし、ココナッツが入らないクートゥもあります。まあ、なんかもにょっとした味の野菜の煮たもの、くらいに思っていただければよいと思います。僕は大好きですクートゥ。ということで、冬瓜をつかったクートゥです。

(5人分)

・チャナダル——大さじ2

・ターメリック——小さじ1/6

・冬瓜——200gくらい(5mm角くらい。かなり小さめ)

・ターメリック——小さじ1/6

・塩——小さじ1/2

・カレーリーフ——10枚くらい

・ココナッツシュレッド——大さじ2(細かく挽いておく)

・サラダ油——小さじ2

・マスタードシード——小さじ1/2

①チャナダルはざっと洗って水に一晩つけておく。

②チャナダル、水適当量(分量外)、ターメリック、を圧力鍋に入れて火にかける。圧力がかかったら8分。あとは余熱で火を通す。

③別の鍋で切った冬瓜に、ひたひたくらいの水を入れ、塩ひとつまみ(分量外)とターメリックを加えて煮る。透き通ってきたら火を止める。茹で汁はざっと捨てる。完全に水を切る必要はないけれど、ほとんど捨てる。

③冬瓜の鍋に、指で潰れる程度の硬さのチャナダルを加える。カレーリーフ、塩、も加えてひと煮立ちさせる。挽いたココナッツも加える。

④テンパリングをする。別の小鍋にサラダ油を熱し、マスタードシードを入れる。八割方弾けたら、クートゥにジャっとかける。

冬瓜のクートゥのポイント

・これは本当に、煮た冬瓜とチャナダルを合わせてココナッツもちょっと入れただけの食べ物です。すごく地味な味です。なので、塩は薄めにします。いわゆる優しい味です。

・色味は、薄黄色です。

・あまり水がシャバシャバにならないようにします。本当に和え物くらいの水分量にします。

・冬瓜を小さめに切るのがポイントです。チャナダルの大きさと合わせるイメージです。一体感が出ます。

・チャナダルを、ほんのすこしだけ歯触りが残る程度に茹でるのがポイントです。まあ、煮崩しても良いのですが。豆の質や鍋によって煮る時間は変わると思います。

こういう作り方もあります

・冬瓜だけでなく、夕顔、へちま、はやとうり、bottle goutdなど、瓜系の物で作れます。札幌ではハヤトウリは売っていませんが。

・チャナダルでなく、煮崩したムングダルやトゥルーダルで作っても良いです。より、もにょっとした味になります。

・玉ねぎ、ニンニク生姜、トマト、などを加えることもできます。現代的かもしれません。

・ココナッツは控えめにしていますが、増量しても良いです。より細かくペースト状にしたり、さらに一緒に青唐辛子やクミンをペーストにしても良いです。そのほうが一般的かもしれません。

・カレーリーフは無くてもかまいません。

どうやって食べるか・提供するか

・これはもう、ミールスの一品です。それ以外では生きていけないメニューです。

・原価は低いのですが、飲食店向きかというとそんなことはなく、ミールス好きの人が家でサンバルとポリヤルを作り、なにかクートゥでも作るかな、あ、瓜があるな使おう、という、そんな状況しか思い浮かびません。

 


クートゥは色々なパターンがあります。紹介します。

ほうれん草のクートゥ

keerai kootuと呼ばれるものです。

いかにもクートゥです。

茄子のプリクートゥ

甘酸っぱいクートゥです。変な味でおいしいです。