Urulai kizhangu podi kari
じゃが芋を炒めて、ダルやスパイスを挽いたpodiをまぶしたものです。urulai kizhanguがポテトで、podiが、粉とかふりかけとか、そういう意味です。そしてkariが、炒めものくらいの意味です。本当なら青バナナで作りたいのですが、手に入りにくいのと、割高なのでポテトで作ります。
動画を作りましたのでご覧ください。
材料と手順
(4人分)
●メークイン——3個 もしくは300g程度
(縦に四つ割りにして、1cm幅くらいに切る)
●ポディ用
○チャナダル——大さじ3
○トゥールダル——大さじ2
○クミンシード——小さじ1/4
○ブラックペッパー——小さじ1/4
○ホールチリ——3本
●サラダ油——大さじ3
●マスタードシード——小さじ1
●ヒング——小さじ1/6
●カレーリーフ——10枚程度
●塩——小さじ1
●水——70ml
①じゃが芋を下茹でする。鍋に、切ったじゃが芋とかぶる程度の水を入れ、固めにゆでてザルに揚げておく。
②ポディをつくる。フライパンに、チャナダルとトゥールダルを入れて乾煎りし、しっかり色づいたらクミンシードとブラックペッパーを入れる。香りが立って来たら、ホールチリを手で細かくちぎって入れて火を消す。冷めたらミキサーなどで、粉末にする。すこし粗い部分が残っていても良い。
③鍋にサラダ油を熱してマスタードシードを入れ、半分くらい弾けたらヒングを入れ、ざっとかき混ぜたらカレーリーフを入れる。茹でたじゃが芋、ポディ、塩、水を入れたら、水分が飛んで味がなじむまで、中火で3分ほど炒める。
ポテトポディカリのポイント
・おいしいじゃが芋を使うのが一番です。おいしくないじゃが芋を使う場合は、後述の方法を試してください。
・つかうじゃが芋は、メークインがお勧めです。これに限らず、インド料理にはメークインが向くことが多いです。
・ポディのガリガリとした食感が楽しいので、完全に滑らかな粉末にはしません。逆に粗すぎると歯を悪くしそうなので気をつけてください。
・豆と芋の味を楽しむ料理です。塩は、ある程度きっちりつけますが、芋の甘みが残る程度にします。辛みは、そこまで強くありません。
こういう作り方もあります
・青バナナで作る方が良いです。手に入る方は使ってください。
・おいしくないじゃが芋を使う場合は、砂糖を小さじ1/4程度加えると良いです。また、じゃが芋は切ってから茹でると味が抜けるので、皮ごと茹でて(圧力鍋を使っても良い)それから皮をむいて切ると、味が抜けにくいです。もしくは、茹でるのでなく、油で揚げる、という手もあります。
・ポディに使うダルは、ウラドダルでも良いです。チャナだけ、トゥールダルだけ、でも大丈夫です。スパイス類は入れずに、ホールチリとダルだけでも良いですし、スパイスをもっと増やしても良いです。ココナッツを小さじ2程度加えても良いです。また、炒めるときに、ターメリック、コリアンダーパウダー、チリパウダーを入れても良いです。
・塩加減をもう少し強くして、ご飯に合うようにしても良いです。
・ダルの煎り方は、色々です。このレシピではかなり濃く色づけていますが、そこまでしなくても良いです。しっかり乾煎りしたほうが、豆の味が強調された出来になり、さらっと乾煎りすると、スナックのような味になります。しっかり乾煎りしたほうが、色味としては良いと思います。
どうやって食べるか・どのように提供するか
・ココナッツのあまり多くないミールスに合わせるのが良いと思います。非常に大雑把に言うと、タミルっぽいミールスですね。ダルを煮ながら、さっとこれを作れば、簡単なミールスになります。見た目がすこし派手なので、インスタ映えが気になる方にもおすすめです。光を弱くして、すこし暗めにするのが合うと思います。
・酒の肴になる味です。レストランで出すようなものではありませんが、もうすこし雑な場で出すにはぴったりです。原価は高くはありません。ただのポリヤルやポテトローストに飽いた方におすすめです。
・かりかりと食感が楽しいので、スパイスカレーや日本カレーの付け合わせ的な位置に置いても良いと思います。
こういう炒め物と、ダルなどの汁気のあるものを合わせるのがミールスの基本です。
炒め物っぽいものをいくつか紹介します。
キャベツのココナッツ炒めです。トーレンと呼んでも良いと思います。
安くて簡単で美味しいのでお勧めです。
ポリヤルは、大体どんな野菜でも作れます。インゲンは、色も良いしおいしいです。
冷凍野菜でも十分おいしく作れます。
ポリヤルは、複数種類の野菜を混ぜて作っても良いです。
インスタ映えするのでお勧めです。
ポテトとスパイスを、強く炒めたものです。ぜひおいしいメークインを使ってください。