Bhindi masala
オクラの炒め物です。bhindiというとヒンディーで、英語だとそのまま、okraとか、ladyfingerと言いますね。タミルだと、Vendakkai masalaだと思います。
マサラとは何かというと、ミックススパイスのことを指すこともあるし、こういう、玉ねぎやトマトを使った水分が少なめのカレーや炒め物を、マサラと呼ぶこともあります。どこまでがマサラで、どこからがコランブになるか、カレーとは違うのか、という線引きは難しいです。水分少な目ならマサラ、くらいに、ざっくりと捉えてください。
まずは動画でイメージをつかんでください。
材料と手順
(2人分)
●オクラ——20本くらい
●スターター用
○サラダ油——大さじ1.5
○クミン——小さじ1/4
○マスタードシード——小さじ1/2
○ホールチリ——3本
○カレーリーフ——10枚程度
●玉ねぎ——1/4個(みじん切り)
●ホールトマト——1個
●チリパウダー——小さじ1/4
●ターメリック——小さじ1/4
●コリアンダーパウダー——小さじ1/2
●塩——小さじ1/2
●タマリンド溶液——小さじ1
①鍋にサラダ油を熱し、マスタードシードを入れる。ぽつぽつと弾け始めたらクミンを入れ、クミンからシュワシュワと泡が出たらホールチリを入れ、一呼吸おいてからカレーリーフを入れる。ざっとかき混ぜてから、玉ねぎを入れて、水分を飛ばすように強火で炒める。
②玉ねぎに軽く色がつき水分が飛んだら、トマト、チリパウダー、ターメリック、コリアンダーパウダー、塩を入れて、引き続き水分を飛ばすように強火で炒める。水分がなくなると焦げ付きやすくなるので注意する。
③十分に水分が飛んだら、オクラを入れて炒める。焦げ付きに注意しながら、オクラにしっかりと火が通るまで炒めたら、タマリンドを入れ、3分ほど炒める。味を見て、足りなければ塩を足す。
オクラのマサラのポイント
・セミドライの仕上がりにしたいので、出来るだけ強火で、水分を飛ばすように炒めてください。玉ねぎやトマトが多すぎるとべチャットした仕上がりになるので、少なめにします。
・全体がこげ茶色になるようにします。油をけちると、うまくいきません。
・トマトとタマリンドの酸味があるので、塩味は強くつけない方がおいしいです。
・オクラは、生でも冷凍でも良いです。そのときに手に入る、質の良いもの使ってください。最近は、生だからおいしい、とも言えなくなってきています。ただ、良く見かける中国産の冷凍のものは、育ちすぎで筋っぽいことが多いので気を付けてください。このレシピでは、インドネシア産の冷凍のものを使っています。
こういう作り方もあります
・オクラは2cmくらいに切ってもよいです。長いほうが見た目が良い気がするので、このレシピでは、そのまま使っています。
・玉ねぎとトマトを増量して、グレイビーっぽく仕上げるやりかたもあります。
・ニンニクと生姜を入れて、よりパンチの効いた味にすることもできます。玉ねぎを炒めるときに、ニンニク3かけと同量の生姜をペーストにしたものを加えます。すりおろしたものや、つぶしたものでもOKです。
・タマリンドを入れるのは、あまり一般的なやり方ではありません。入れると味が締まるので好きなのですが、お好みでどうぞ。レモンやアムチュールを代わりに入れても良いです。
・スターターとして、ウラドダルを入れても良いです。小さじ1/2を、マスタードの後に入れてください。ウラドダルは焦げやすいので注意してください。
・ガラムマサラやサンバルパウダーを入れて、よりスパイシーにしても良いです。パウダースパイスを入れるタイミングで、小さじ1/2程度を入れると良いです。