スパイスへの思い入れ。実は味が重要なターメリック。

スパイスを分類するとき、ターメリックは、色付けのスパイスとされることが多いです。

そうですね。白いシャツについてとれないのはターメリックの黄色ですし、手に色がついて「あ、あのひとカレー屋さんだ」と女子高生にひそひそ言われるのもターメリックの黄色です(被害妄想)。「あのひと甘い香りがする、パティシエさんだ」とは違って、世間の目が厳しい気がします。インドのスイーツはカルダモンの香りです!

さらに言うと、黄レンジャーはカレーが好きで、コスチュームまでターメリックで染めているんですね。そういえば、なにかの戦隊もので、黄レンジャーが大人の事情で死んだことになったことがありましたね。そもそも、黄色って、軽んじられる色ですよね。ぬーべーの紫ばばあの回でも言ってました。

さらにそう言えば、カレーの色を落とすモードの付いた洗濯機が、インドで発売されたみたいですね。ターメリックは日光に当てると紫外線で分解されて色が落ちるそうですが、試したことはありません。屋外でつくったカレーは、色落ちして黄色みが薄くなるのでしょうか。

話がそれました。カレーは黄色、黄色はターメリック、という図式で、ターメリックは色のスパイスとして扱われています。そこに異論はないのですが、けっこう味が強いということも、ここで小さい声で言っておきたいです。匂いも、けっこうします。

「カレーっぽい味」を構成するのは、一番はクミンだと思うのですが、そのあと、ターメリック、チリ、ニンニク、玉ねぎ、あたりだと思います。ターメリックを入れないと、色がつかないだけでなく、カレーっぽい味にならないのですね。

ターメリックは、苦いです。この苦みが油と合わさると、良い感じにカレー味になるみたいです。そして、この苦みは、けっこう強いので、極力、少なめ少なめに使った方が失敗がありません。一度ごちそうしてくれたある方のカレーは、明らかにターメリックが強すぎて、味も香りも、ターメリック一色になっていて、ううん、と唸ってしまいました。そうか、こうなるのか、と。あとは、札幌の有名スープカレー店で出てきたターメリックライスが、あきらかにターメリックの味が立っていて、あっさり目のスープカレーにはすごく合いませんでした。

ということで、ターメリックは、色だけでなく、味も匂いも強いので気を付けましょう、という話なのですが、もうひとつ、大切なことがあります。

それは、ターメリックの防腐作用です。これは、強力です。ターメリックは、ほかのスパイスに比べても強力だと思います。指を切ったらターメリックを付ければ良いと、渡辺玲さんの本に書かれていて、その通りにしたら、ただ指が黄色くなっただけで、治りが速いようには思えなかったのですが、きっとそれは僕の体質です。ターメリックの防腐作用は間違いありません。

だから、インド人の作るものって、黄色いんですね。

でも、日本はインドほど暑くもないし、いろいろと清潔なんだから、黄色くしなくてもいいじゃん、と思いますが、そうでもないんですね。

なぜなら、作り置きをしたい場合は、塩とターメリックとチリ(どれも安い!)をたくさん投入するのが手っ取り早いからです。そうすると、既に述べたように、ターメリックは味が強いので、油も玉ねぎも、ときには砂糖も入れて味のバランスを保たなければいけなくなりますが、それはそれでおいしいですしね。味が濃いのはうまいのです。

ということで、ターメリックは、色だけでなく、味も匂いも強いよ、という話でした。

 


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