雑記2019/02/23「親近感」「南インド屋の方針」

2019/02/23

●親近感

地下鉄で立っていて、前に座っているおばあさんが、なんだか見たことあるなあ、と大谷地から南郷7丁目くらいまで思っていた。わかった。六花亭の喫茶室で働いている人に似ているんだ。その人の祖母だ。ちょっと唇が厚くて、口角が上がっている。目がきらっとしている。そうかそうか、と勝手に親近感を覚えて目を細めていた。間違いなく別人だけど。

●南インド屋の方針

スパイスミックスなどの商品化について。昨日、歩いていて、はたと思い至ったことがある。簡単さを売りにしないほうが良いだろう、ということ。簡単さを求めるなら、外で食べれば良い。安さも、98円のレトルトカレーには勝てない。だから、ある程度自炊を生活に取り込んでいて、自分でおいしいものを作りたい!!という欲求のある人に向けて作るべきだと思った。食べるものにお金を使う習慣のある人たち。僕の考えたスープカレーの素をつかえば、ものすごく簡単にスープカレーを作ることができる。でもレトルトカレーよりは面倒。そして、そのスープカレーは、簡単であることとは無関係に、完璧においしい。簡単さを売りにしなくても良いくらい。簡単さを語るのは、ついでで良い。イメージするのは、茅乃舎。僕は、材料を買ってきて自分で混ぜればいいじゃん、手抜きだよね出汁パックなんて、と思っていた。鼻で笑っていた。でも、どうやら世間の扱いはそうではないみたい。世間知らず。茅乃舎を買うときは、手抜きがしたくて買うのではないらしい。おいしいから、こだわりとして買うらしい。たしかにおいしいけど、自分でつくればもっと……いやいや、言うめえ言うめえ。そういえば、落ち着いて見てみると、デパートの地下で、ありがたいかんじで売られているな、茅乃舎。僕のけっこう前に付き合っていた人も、なんだかちょっと誇らしげに買っていたな、茅乃舎。敷衍すると、もしかして、ネスプレッソも、ぜいたく品なのか。まじ?ほんき?まじ?あれが?あれはおいしくなムニャムニャ!!ちょっとこの世界が嫌いになりそうだけど生きていく。とりあえず、南インド屋は、茅乃舎。茅乃舎あっての南インド屋。大家と言えば親も同然。茅乃舎は迷惑だと思うけど、勝手に後ろについた。

●ということで

商品が出たら買ってください。損はさせません。損した!!と思ったら連絡ください。考えます。商品化の、レシピ以外の実際の作業は、僕でなく店員Aがやっているので、販売開始までもうちょっとかかりそうですが。