Injithair
生姜とヨーグルトのチャトニです。インジタイル、というくらいの発音です。チャトニchutneyとは、チャツネとほぼ同じ意味で、ただ、必ずしもチャツネのように煮詰めたようなものだけではありません。このチャトニ、injithairはその最たるものです。Onamというお祭りで食べる、Sadyaという豪華ミールスにもついてくるようです。
ものすごく簡単なので、動画はありません。
材料と手順
●生姜のみじん切り——大さじ4くらい
(一辺3cmの立方体くらい。いわゆるひと固まり)
●ヨーグルト——大さじ6
●塩——小さじ1/4
①材料をすべてよく混ぜ合わせる。以上。
ポイントや、ほかの作り方など
・生姜とヨーグルトと塩の味がします。レシピと呼べないほどに単純ですが、これがなかなか、馬鹿にできないおいしさです。生姜の味と香りがダイレクトに来て、それをヨーグルトが和らげるイメージです。
・思い切って生姜をたくさんいれてください。苦いくらいに生姜の味がします
・塩は、あまり強くつけない方がそれらしい味になります。ヨーグルトは、あまり酸味が強すぎない方が良いと思います
こういう作り方もあります
・青唐辛子のみじん切りを加えることもあるみたいです
・塩の加減はお好みでどうぞ
・手元の本には、ココナッツペーストを加えて、テンパリングをするレシピもありますが、それはもう別物なのではないだろうか、という気もします。
・物足りなければ、カレーリーフを加えても良いと思います。テンパリングしても良いですが、生っぽい風味が消えるので、そのまま加えるか、ちぎって加えるくらいが良いと思います。
どうやって食べるか・どのように提供するか
・ミールス、それもケララっぽいミールスに最適です。もちろん、ケララっぽくなくても大丈夫です。単純な味ですが、味に変化をつける力は大きいです。ティファン類に合わせても良いと思います。ワダにつけたらおいしそうです。
・常連さんへのおまけに最適です。雨の日で、客足の鈍い、静かな厨房で作って、それでも来てくれたお客様に出しましょう。ごく少量だけ作ることも可能ですし、日持ちが悪い点も、せっかくだから出しちゃおうかな、という気持ちになりやすいので最適です。ピックルだと、日持ちするから明日出そう、という気持ちになりがちです。そして、もし、常連じゃないお客様が欲しそうな顔をしていたときは、20秒で作り足すことが出来ます。
・スパイスカレー界隈の皆さま、チャトニ類には、面白いものがたくさんあります。これも、おすすめのひとつです。