雑記2020/09/27「ダルバート会の感想」

○ダルバート会の感想

これまでたしか三回、僕でなく参加者が実際に作る会をやってみて、試しに変えてみるかと、今回は僕が作った。参加者は十名。下ごしらえはある程度家でやっておいた。小松菜7袋のうち6袋を切った状態でもっていき、残りひと袋をデモンストレーション的に切る。そういう風にやった。楽しかったと言えば楽しかったのだけど、この形式は厳しいかなとも思った。

・参加者との距離問題

先生が鍋の中を覗き込みながら喋り、それを参加者が眺める、普通の料理教室。それならまあ、一度に40人集めても、マイクさえ使えば平気だよね。多分300人でもいける。オンラインでやろう。無限大の可能性。僕はそういうのが苦手で、できれば全員と意思疎通をはかりながらやりたい。そう考えると、経験上、6人でも多すぎて、多分4人くらいが限界。だから、今回のように10人になると、けっこう厳しい。参加した皆様は楽しかったのでしょうか。なにか一つでも持って帰れていれば良いなと思うけれど。実習型なら、20人でも大丈夫。

・単純に僕が大変問題

大変。作るの大変。今回は店員Aもいなかったからますます大変で、すぐにこれは無理、と思って、顔見知りの方に色々お願いしてしまった。最初に鶏肉家に忘れて参加者の車で取りに戻ったしね。ヒィ、すみません。みなさんで作る実習型なら僕一人でも運営出来るけど、実演型はひとりでは厳しい。あと、品数が多かった。6品を作ったけど、集中力も体力も持たない。僕ではなく参加者が。芋の切り方から解説したいなら、3品が限界か。そうすると食べるときの楽しさが減るんだよね。どうしようね。

 

ということで、次に開催するなら、やっぱり実習型かなあとも思う。人を減らした実習型にしてみようかな。どうしようかな。そもそもこの会、なんのためにやってるのかと考えると、特にはっきりした理由はなく、恋人と別れてつまらないからイベント組むか、くらいの気持ち。なんという賛同を得られなさそうな動機。クラウドファンディングしようと思ったのにこれじゃだめか。そうだ、ダルバートとしての出来は、良かったと思う。ちゃんと食べていないけれど、多分おいしかったはずで、多分皆様ある程度は楽しめたのではないかなとも思う。みんな次やる時も来てね!やらなかったらごめんね!

以下、思ったことを細切れで。

・高い牛乳はちょっとインドの匂いがした。牛乳らしい匂い。前に一回同じ牛乳を試したときよりもおいしく感じた。時期によるのか。あと、ノンホモジナイズド、いわゆるノンホモって、ホルモン剤打ってないよ、という意味だとずっと思っていた。ホルモン剤を打たれて毎日搾乳される牛さんかわいそう! だから解放してあげよう!と解放して野に放つと搾乳されなくて死んでしまうらしく、人間の業の深さに僕はただただ祈るしかないのです。全然関係ないけど、フォークと言われると、僕は心の中でナイフをイメージする。ナイフは、ナイフ。ほら、フォークって言葉、ナイフっぽくないですか?え?わからない? なんだ、君とは友達になれなさそうだ。

・サグが油っぽくなった。油多めで作るとおいしいよ!と言って油ドボドボしたけど、思いのほか小松菜が油を吸わず、油まみれになった。まあそれはそれで。

・片付けの時に、エルトンジョンのcandle in the windに続けてyour song を歌っていたら、近くで洗い物をしていた方が「え?音楽かけたのかと思った!歌ってたんだ!」と言っていて、正直、「だよね!僕もそう思う!いやあこの鼻にかけながら息を漏らしてかつ胸に響かせるかんじ、なかなかトーシローにはできないよね!」と思ったけど、恥ずかしがり屋だから、黙って照れているふりをした。そして実際に口に出したのは、「僕料理もできるし歌も歌えるけど、全然モテないんですよねハハハなんでだろう」で、ここにモテない要素が詰まっていると思う。①ひとがいても平気で歌うところ ②選曲がエルトンジョン ③平気で自画自賛するところ 。そういえば先日、どんな人がいいの?と聞かれて、優しくて頭が良くて変人耐性のある女性、と答えたら、高望みだと切り捨てられた。え?そうなの?みんな、頭が悪く意地悪で狭量な人と付き合ってるの?まじで?

 

・今回こそは作りすぎない、余らせたらもったいない、と思って細心の注意を払って買い物をした結果大量にできあがり、やばいまたやった……と思ったら皆さん沢山食べて、ほとんどなくなって、少し持って帰ってもらった。ご飯は炊きすぎたけどこれは仕方ない。米が無いと始まらないから。