雑記2020/08/26「フットサルでの経年変化」「明るい人になりたい」

○フットサルでの経年変化

フットサル場の主催する個人参加企画というものがある。個サルと呼ばれることもある。その日に集まった人たちで適当にチームを作ってフットサルをすること。僕は水曜日の午前と、土曜日の昼に行くことが多い。水曜日の10:30なんて誰が来るんだろうと思うけど、プラプラしている人間、つまり僕が行く。不動産関係の人もいるらしい。サービス業の人もいるらしい。同じ場所同じ時間で毎週開催するのだから、知った顔が多くなる。毎週来る人、2週に一回くらい来る人、たまに来る人、それで半分以上を占める。平日の午前中という、ヤンキーは眠っていそうな時間(偏見)だからなのか、顔見知りが多いからなのか、個人参加のフットサルにしては和やかな雰囲気になることが多い。和やかは結構なのだけど、まあ、ひとが固まって動かないでいると、淀むこともある。水曜日の10:30からのは今、淀んでいる。一番の理由は、常連メンバーの変化だと思う。変化、でなく劣化か。初めて行ったのは多分5年位前で、その頃僕は26歳くらいか。5年前から来ているおじさんはいまや、おじさん+5yになっている。体は動かなくなる。目と頭が動かなくなる。割と上手だった人でも、踏ん張りがきかずにミスが多くなる。という風に固定メンバーが軒並み劣化して、ちょっとゲームとしての楽しさが成立しないレベルまで来ている。悲しいことだね。

という、加齢の問題はある程度仕方ないとして、加齢以外の問題もある。そっちの方が気になる。40手前くらいの彼、不動産関係の何かの勤め人らしい。多分6年間以上は部活でサッカーをやっていそうな、ちゃんとしたキックをする。体格は良いし多分運動神経も悪くない。話し方はビジネス的な丁寧さで、ちゃんとしている。ボール持ち過ぎのきらいはあったものの、まあまあ良いプレイをする人だった。ところがちょっと前に、どうやら役職が付いたらしい。肩書が立派になったらしい。立場が人を作るというのは悪い意味でも言えるのですね。なんだか独りよがりなプレイが増えた。喋り方もぞんざいになった。守備をしない。走らない。太ったから動きが重くなって硬くなる。できるプレイが限定されるからよくわからないボールキープをしてボールを奪われる。あーーと天を仰ぐだけで奪い返そうとはしない。最近さらに一歩進んで、ボールをとられたら悔し紛れに相手の足を引っかけるようになった。他にも、変化した人はいる。ちゃんとパスを回して気の利いたプレイをする人だったのが、食事制限をして体重が落ちて体が軽くなると急にパスを出さずにドリブルで突っ込む人になり、コロナの影響で仕事を失うとそれに拍車がかかった彼。悲しいことだね。サッカー選手として大成するにはプライベートの安定が欠かせない、という言説をたまに見かける。昔の僕は、そんなことあるかいな、サッカーうまけりゃいいんだろ、と思ってたのが、今ならわかる。人間はそんなに賢く作られていないから、プライベートの変化で簡単にプレイも変わってしまう。僕も変わるのかな。いま南インド屋は売り上げが順調に伸びていて、楽しくやれている。このままもし万が一社会的地位が高くなることがあって、そのときに、僕もひとりよがりなプレイをするのかな。どうかその時は、天が僕に雷を落としてくれますように。

○明るい人になりたい

六花亭の新札幌店に行ったら、明るい店員さんがいた。ちょっと嫌なことがあってもやもやしていたのが、霧が晴れるようにすっきりした。いわゆる元気をもらうというやつ。あんまり人から元気を奪いたくないけど、助かった。いいものだな、と思った。明るい人は、功徳を積んでいると思う。常に積んでいると思う。僕も積みたい。明るい人になろう。多分もともと明るいほうだけど、もっと明るい人になろうと思う。