雑記2018/11/27「フレディは遠い」「一定以上にグルメなら」

2018/11/27

●フレディーは遠い

真似するのが難しい人と簡単な人がいて、やっぱり顔とか体格が似ていると楽。そもそもの難易度もある。福山雅治とか超簡単。だれでも出来るよやってみて。胸振発声を意識しながら、口先と鼻先の狭い部分で響かせる。声の低音部の転換点みたいな、ガラガラっとした唸るような声。そこからしゃくるようにして音程をはじめる、あの安っぽいテクニックをつかう。平井堅が多用するやつね。呼称あるのかな。あと、口の小さいかんじとか、表情も真似すると尚よい。それでいくと、フレディーの声は本当に遠い。なんであれで響くのかわからない。ホーミー的なテクニックを駆使しているという記事もあったけど、ほんとなのかな。radio gagaって好きだけど、あれ絶対、違う人が歌ったらひどいことになると思う。あと、あれくらい歌が上手で、しかもなぜか半裸になってぴょこぴょこ踊るヴォーカルがいたら、本当にあとのメンバーは楽だと思う。昔見たインタビューで、「彼はほんとうのエンターティナーダ。かれに任せておけばすべてうまくいく」みたいなことを言っていて、そりゃそうだよなと思った。僕の中では、ダサ格好いい、というのが一番強くて、マイケルジャクソンとフレディマーキュリーがそう。三波春夫先生も。大利根無常とかすごいよ。手の短さが絶妙で、しかも格好いい。

●一定以上にグルメなら

飲食業界の端っこにいる僕でも、店で本当においしいものを出すのがいかにむずかしいかはわかる。難しい、というか、無理、に近いかもしれない。ひとり5万円くらいだ出したら違うのかな。そういうところには行ったことがないからわからないけど。道外からのお客様が来て、北海道のおいしいものをご紹介する機会もあるけど、結局、一番良いのは、旬のものを家で調理することだと思う。だってさ、おいしいスナップエンドウを茹でてそのまま食べる、というのは、普通の店ではまず提供できなくて、高級店なら、ちょっぴり出てくるかもしれない。僕は、量も味のうち派なので、ある程度たくさん食べたい。もちろん外食は楽しいけど、非常に制限の大きいゲームで、おそらくだけど、高級店でもそれは同じだと思う。ある意味、「麻布でらんちー」みたいなことをfacebookにあげて喜ぶのって、正しい外食の楽しみ方で、味なんて大体どこも大したこと無いんだから、どうせならその人が素敵に感じる地名を食べたら良いと思う。麻布の砂でも食ってれば?麻布好きでしょ?と言いたくもなるけど。昨日のダワットカフェは、注文を受けてから、生姜をゴリゴリ潰してチャイを作るのだけど、これって、本当に貴重なんだよね。たぶん店でやろうとしたら、一杯1000円もらえるならやってもいいけど、というレベル。いや、それでも従業員には嫌がられそう。ダワットカフェは、まあ諸事情であんまり儲けなくてよいと思っているであろうことと、なにより彼が、神とのつながりで生きているからだと思う。本当に。彼にすれば、ただ普通にチャイを作っているだけだと思う。チキンカレーも、別にふつうだし塩は強いし、と思うけど、その普通感が、普通の店では出せないんだよね。サイゼリヤにも通じる潔さがある。まあ、飲食店の制限の中で工夫する店こそが模範であるとは思うけど、でもたぶん、そういう頑張っている店の運営をしている人は、実際に自分が食べに行くなら、ダワットカフェのような、エラーみたいな飲食店を喜ぶと思う。ちょっと話はずれるけど、スープカレーの最適解はたぶん、素揚げした野菜に塩と砂糖の強いスープで、見た目とか具材とかを工夫して目立つようにすることだと思う。だからプルプルは貴重。みなさまぜひ札幌にお越しの際は、村上カレー店プルプルに。ああ、この店近くにあったらな、と思うこと請け合い。で、ダワットカフェに行って、2度目のランチとしてチキンカレーを食べてからチャイを飲んで。隙あらばコーランの話をふっかけてくるから気をつけて。あとは北海道大学内を散歩するとよいかも。緑が多くて鴨もいて、良い場所。メールくれたら付き合うよ。夜は暗くなったらさっさと帰るけど。