雑記2019/02/13「工作機械のグラビアアイドル」「豊子姐さん」

2019/02/13

●工作機械のグラビアアイドル

グラビアを眺めてうっとり、というのが、あんまりわからない。実物なら見ていて楽しいけど、写真は楽しくない。会社勤めをしていた時のこと。工場のある会社で、たしか冶具の件だったと思うけど、もうめんどくせえ直接聞きに行く!!と加工課に行った。加工課は、とくに男率が高い。いかにも工場。旋盤とかがあるところ。たしか、入って右奥のほうの、あれは研磨機だったかな、そこに、水着姿の女性のグラビアが貼られていた。はっとした。そうか、これか、と思った。人生で初めて、グラビアを見て、良い!!と思った。確かに思った。研修中だからずっと工場にいて、そもそも外部の人間と接触しない。工場があるくらいだから田舎。与えられたレオパレスで一人暮らし。会社に女性は少ないし、いてもあれだし、何かが欠乏していたのだと思う。工作機械に貼り付けられていた、だれとも知らない女性の姿が、とても有難いものに見えた。なるほど、そういう需要だったのか、と腑に落ちた。いまは、そういう写真を街中で見ても、なんとも思わない。貴重な体験だったと思う。

●ショートケーキやっぱりおいしい

買いに行った。おいしかった。六花亭の内部の人と話がしたい。レシピを細かく変えてるの?それとも誤差なの?変えているとしたらそれは誰が決めているの?会長の花夫はなんて言ってる?

●豊子姐さん

読む年齢によって、印象が変わることはあると思う。山崎豊子。豊子姐さん。沈まぬ太陽。中学生くらいのときに読んだのかな。面白かったと思う。たしか、札幌に戻ってきて、27歳くらいかな、読み直してみたら、印象が違った。仕事、やめたら??ねえ??やめたら??という印象が強くてうまく読めない。武士が武士たらんとするのはわかる。武士だから。でもこっちは昭和の話。艱難辛苦、耐えなくて良いよ、やめようよ、なんでそんなに耐えるんだよ、としか思えない。会社は公儀じゃない。天でもない。営利組織。50年後の若者が読んだら、もっと現実味がなくなって、それがさらに進めば、武士と同列になって、それはそれで楽しまめれるようになるのかもしれない。あと、白い巨塔で、試験開腹をするシーンがあって、「え?そんなにあっさり肋骨切るの?きっとこいつは悪い奴だ!キリコだ!」と思ったら、単純に優秀さを示すシーンで、時代の流れを感じた。開腹して肋骨を切り取って閉じるのって、体への負担として、中の悪い何かを放っておくのと、プラスマイナスどうなのだろう。気になる。

●交渉

親しい人、家族や恋人や友達とでも、交渉は、必要だと思う。妥協点を見つける作業。僕は今恋人募集中と言い疲れてきたけど、どんなに気の合いそうな人でも、話し合いができなさそうな人なら、敬遠するかもしれない。まあ、そういう人とはそもそも気が合わないともいえるな。半年か一年くらいなら、あははあはは、としていれば楽しく過ごせそう。でも、もっと長い期間付き合おうと思ったら、折衝が必要になって来ると思う。二年あれば、状況は変わる。ぜったいにどこかがずれる。僕も変わるし相手も変わる。その時点で、一番良い付き合い方を話し合う。もしそれで、だめですね、となれば別れれば良いのだと思う。仕方のないこと。だから、話し合いのできない人とは、長期的な関係は結べない気がする。ずれないよね!私たちずれないよね!と言い合うのは無理があるから、ずれるの前提で付き合える人が良い。