2018/12/30
●生クリームが食べたい
今とても生クリームが食べたい。だれか泡立てに来てほしい。劣化しないように気をつけて。足元もわるいから気をつけて。ナマケテ。
●じいさん目くらまし
スーパーに入ると、げえと声が出るくらい混んでいた。しょうがない、と思って突き進んで、いろいろ持ってレジに行くと、そうでもない。あれ、と思って見回した。そうか。ふだんは、ばあさん一人で来るのに、孫とか娘とか、陰干ししていた爺さんとかを連れて来るから、単純に三倍くらいの量になっているのか。つまり目くらまし。
●どんな人が好きか
好きなタイプは、私を好きになってくれる人、という言い回しがある。気持ちはわかる。ただ、この言い方は、寂しいから誰でもいいや、とか、前の彼氏には浮気されたから次は大事にしてもらい、とか、どうせ私のことを好きと言ってくれる人はいない、とか、そういう風味がある。と、僕は思う。わかるわかる。僕は、すこし言い換えたい。僕に興味を持ってくれる人が良い。そもそも、他人に興味のない人がいる。恋愛フェーズが終わると途端に無口になりそうな人たち。実は多いと踏んでいる。まあそういう人は置いといて、興味を持ってくれる、と言っても色々ある。まず、趣味の問題。スパイスをつかったものは食べられない人は、たぶん、僕が話す食べ物のことには、興味を持たないと思う。逆も然り。エグザイルって最高だな、と心から思っている人と、モーツァルトって最高だな、と思っている人が出会って、果たしてお互いに興味を持つか。お互いの喋ることに興味を持つか。もたない。そういうこと。これはいわゆる、趣味が合うかどうか、という問題に近い。これが問題になるのは最初のフェーズだと思う。ここで僕が、「実はgoogleで働いている」「カニ漁船に乗ったことがある」「親が天皇」などの、誰でも食いつくようなネタを持っていれば、このフェーズは乗り切ることができるかもしれない。僕はこれを飲み会トークと呼んでいて、このネタの豊富さと質の高さは、非常に重要。つかみは大事。趣味が合わなくても、これらのネタを持っていれば、最初のフェーズを乗り越えることができる。なんだか話が逸れてきたけど気にしない。さて、つかみが良くても、いつまでもそのネタは続かない。ひと通りお互いに持ちネタを喋ったあと。ここからが本当の勝負だと僕は思っている。僕は果たして、ただ散歩をしていても楽しい人だろうか。おはようを言う相手として魅力的だろうか。もし、散歩相手としての僕に興味を持ってくれるなら、それは幸せなことだと思う。それは、人格とか性格とか、そういうものに興味を持ってくれている、ということだから。つかみの良い人が、このフェーズになるとつまらない人になることは大いにありうる。そういう人は、とっかえひっかえするしかない。もしくは、常に飲み会トークを補充し続けるか。きついな。つぎに、仕事として、僕のやっていること、今なら南インド屋をやっているけど、とにかく、「僕のやっていること」に興味を持ってくれる人。僕は、来月には何をやっているかはわからないけど、この人のやることなら見てみたい、と思ってくれる人が良い。勤め人なら、ふつうは何十年か同じ仕事をやる筈だから、社名に興味があるかどうか、という話に近いと思う。ある意味、趣味の範囲。僕は、僕のやる仕事に興味を持ってくれる人が良いけど、ただ、どこまで相手の仕事に興味・理解・関心、を持つかは、程度問題だと思う。僕の兄は大学で物理系の研究をしていて、僕がその研究について、十全に理解し興味を持ち続けることが出来るかというと、難しい。いや、できるけどね。普通はできないよね。だからここは、知的好奇心とか、さっきも言った、「この人のやることだから興味がある」という問題になると思う。果たして、僕に、そういう魅力があるかどうか。仕事、と書いたけど、実は仕事じゃなくても良くて、もし僕が自分の部屋に金塊を隠し持っているなら、あえて仕事に興味を持ってくれる人を求める必要もない。だから、仕事と言うより、「僕のやりたいこと」に興味を持ってくれるかどうか、のほうが正確な表現かもしれない。
予想外に長くなったからまとめると、僕の趣味に興味を持ってくれて、一緒に楽しく散歩をしてくれて、そして出来れば僕の仕事にも興味を持ってくれる人、そういう人をパートナーとして持てたら幸せだなと思う。言い換えると、僕を好きになってくれる人が好き、ということになるのか。ならないか。どうだろう。
●どこまでも自分なのか
ほんとに自分のことばかり書いている。自分のことしか頭にないと思われる。でもたぶん、まともな人にとってそれよりたちが悪い。自分に対して向けるこれを、相手にも向けるということ。いきなり質問攻めにはしないけど、年単位で質問攻めにする。今日はどうだった?どう思った?なんで?何がしたい?を積み重ねる以外に、その人を理解する方法を知らない。