Beetroots pachadi
南インド屋でも人気の高いメニューです。
見た目でガツンと印象を与えたい、けれど、味まで奇抜では食べ残されてしまう、と悩む方はこれを作ってみてください。見た目のわりに食べやすいのです。
また、写真写りが非常に良いので、SNSにもお勧めです。
pachadiとは何ぞや、というかたは、こちらをまずはこちらを読んでください。
それでは、まずは見た目と文章でイメージを膨らませていきましょう。
ビーツのパチャディってどんな味?
ベースとなるのはビーツとココナッツの甘みです。塩味を強くはつけません。
アクセントとして、ヨーグルトの酸味と、青唐辛子の辛みが加わり、それにマスタードシードの香ばしさが加わります。ビーツの土臭さも、少しします。
写真を見てわかるように、ある程度の粘度があります。目安としては、平皿に乗せた時に、さーっと広がらずに、少し広がってまとまるくらいです。ぽてっとするほどでは、水分が足りません。
色としては、ビーツの色がはっきり出たショッキングピンクになるくらいが、ビーツの味がして美味しいです。ココナッツやヨーグルトを増やすと、イチゴミルクのような色になりますが、そこまでいくと、ビーツの味が薄くなっています。
と、このようなイメージを持って調理をすると、成功しやすいかと思います。
材料と手順
(5人分)
●ビーツ——–中1個
(細かいみじん切り、またはフードプロセッサーで細かくする。荒削りのおろし器でも良いです)
●ココナッツペースト(ミキサーにかけてペーストにする)
○ココナッツシュレッド——–1cup
○青唐辛子——–1本
○マスタードシード——–小さじ1
○生姜——–小指の先くらいの大きさ
○水——–1cup
●ヨーグルト——–1cup
●塩——–小さじ2
●テンパリング用
○サラダ油——–大匙1/2
○マスタードシード——–小さじ1/2
○カレーリーフ——–10枚程度
1.鍋に細かくしたビーツと、水1/2cup、塩一つまみ(ともに分量外)を入れ、中火で10分ほど加熱して、ビーツに火が通ったら火を止める。焦げそうなときは火を弱める。
2.ミキサーでとろみが付く程度に挽いたココナッツペーストを鍋に加え、ひと煮立ちさせる。
3.五分ほどたって粗熱が取れたらヨーグルト、塩を加えて、味がなじむようによく混ぜる。
4.テンパリングをする。小鍋にサラダ油を熱し、温まったらマスタードシードを加える。ぽつぽつと爆ぜるので、八割方爆ぜたらカレーリーフを加えて火を止め、余熱でカレーリーフに火を通して、ビーツの入った鍋に、じゅわっとかける。
TIPS
・ヨーグルトの酸味が足りないときは、レモン汁をひとたらしすると味がきまります。ビーツとココナツが甘いので、酸味が弱いと、しまらない味になります。
・ヨーグルトは熱を加えるとゆるくなるので、粗熱がとれてからヨーグルトを加えます。しゃばっとした方が好きなかたは、加熱しても良いかと思います。
・ペーストの挽き方は、細かくすればするほど、もったりとしたココナッツ味になります。粗めに挽くと、安食堂風の、あっさりした味になります。
・ココナッツペーストには生姜を入れています。ビーツの土臭さに対するものです。