『ミールスを作っているのを見てそして食べてみて、意外と簡単だなと感じる会』の報告

ミールス教室は、大体こんなかんじでした。

お気づきの方もいるかと思いますが、これは用意していた台本のようなものを修正したものです。レシピは細切れになっていて追いにくいです。最後に、まとめてレシピを載せていますので、レシピだけ欲しい方はそちらをご覧ください。作ったものは下記の6品です。90分で出来上がります。写真はあまりないので、適当に箸休め的に挿入しますが、内容と違っても気にしないでください。ただの休符です。

もしこれを読んで参加したくなった場合は、こちらをご覧ください。詳細です。

・シンプルなダル

・冬瓜ナスオクラのサンバル

・簡単ラッサム

・冬瓜とチャナダルのクートゥ

・インゲンのポリヤル

・ココナッツチャトニ

時間がないので、どんどん調理をはじめていきます。ちょっとまずは鍋を火にかけます。

基本的に、料理教室ではレシピは配りません。せっかく来ていただいたのだから、鍋の中を見て欲しいのです。一応分量を口頭で申し上げますが、数字を覚える必要はまったくありません。細かい分量は、ブログに載っています。

いかにして同時進行でミールスを仕上げるか、がこの教室のテーマだと思います。

南インド屋では4つのコンロを使っていたのですが、今回は3つでやります。おそらく家庭用のコンロは、三角形の形に配置されていて、奥のコンロには、大きい鍋は置けないような作りかと思います。なので、今回はできるだけそれに配慮したかたちで進めていきます。また、本当なら圧力鍋をふたつ使うと楽なのですが、圧力鍋が2つある家というのは、炊飯器が2つある家レベルで少ないと思うので、今回は一つで作ります。

水に浸けておいたムングダル1cup、トゥールダル1cupです。ムングダルは1.5L、トゥールダルは1000mlの水につけてあります。店舗での営業の時は、前日に鍋に水と豆を入れておいて、朝、店に入ったら、セキュリティを解除して、まずはこの2つに火をつけていました。火をつけると、なべ底に豆がくっついて焦げることがあるので、必ずざっくり混ぜます。これを忘れると悲惨なことになります。

これで、このふた鍋は、ちょっと放っておいても大丈夫です。

3つめのコンロで、冬瓜のクートゥ用のチャナダルを圧力鍋で茹でます。チャナダルというのは、ひよこ豆の挽き割りです。前日に水に浸けておきます。適当量の水とターメリックとともに圧力鍋に入れて、火にかけます。これは圧力鍋の基本ですが、はじめは強火にして、蒸気がしっかり出てきたら、弱火にします。今回は、弱火にして8分間茹でます。目指す硬さは、煮崩れはしないけれど指でつぶしたら、ちゃんと潰れるくらいです。この茹で時間は、チャナダルの質によって本当に全然違うので気をつけてください。このチャナダルは硬めで、ちょっと長めに火にかけています。

●チャナダル——大さじ2

●ターメリック——ひとつまみ

この間に、ラッサムの準備をしておきます。公開しているレシピでは、サンバルの煮汁を使って作るのですが、今回は、より簡単な方法で作ります。最近は、もっぱらこの作り方です。

●トゥールダル——大さじ3

●クミン——大さじ1

●ブラックペッパー——大さじ1

●水——1200ml

●塩——小さじ2

●タマリンドペースト——大さじ2

●カレーリーフ——10枚ほど

トゥールダルをミルで挽きます。鍋に入れておきます。クミンとブラックペッパーを粗めに挽きます。鍋に入れます。材料をすべて鍋に入れます。こうしておけば、ガス台が空いたところに置いて、すぐに調理が始められます。

ラッサムの作り方ですが、さらに簡単にするなら、ダルもスパイスも一緒に挽いてしまう方法もあります。普段はそうしています。ここではちょっと格好つけて、別々に挽きます。一緒に挽くと、どうしてもスパイスが先に細かくなってしまい、激しい味になるので、別々に挽いているのです。激しい味が好きな方は、まよわず一緒に挽いてください。

チャナダルの圧力鍋が蒸気を吹いています。火を弱めます。ここから8分間です。

こうしているうちに、サンバルのトゥールダルと、ムングダルが沸騰してきます。どちらも、一度灰汁をとります。インド料理は灰汁をとらないと言われていますし、灰汁は取らなくても良いのですが、そうすると、常に吹きこぼれの影におびえることになり、作業効率が落ちるのです。灰汁をとってから、ターメリックとサラダ油を両方に入れます。サンバルにターメリック小さじ1/6、ダルにターメリック小さじ1/4です。灰汁をとってからターメリックを入れるのは、そうしないと、灰汁をとるときに一緒にターメリックもとってしまうからです。

サラダ油を入れるのは、吹きこぼれを防止するためで、たぶん油を入れることで、界面を不活性化するのだと思います。ただ、サラダ油を入れれば絶対に吹きこぼれないかというとそんなことはなく、灰汁をとらないと、しっかり吹きこぼれます。小さじ1ずつくらい入れます。

サンバル用

●ターメリック——小さじ1/6

●サラダ油——小さじ1

ムングダル用

●ターメリック——小さじ1/4

●サラダ油——小さじ1

ダルの方は弱火にして、そのまましばらく煮続けます。

チャナダルの圧力鍋を火からおろします。そこにラッサムの鍋を置き、強火にかけます。沸騰したら弱火にして、10分間ほど煮込みます。

このように、ガス台が空いたら、どんどん違うものを火にかけていって、効率よく仕上げます。忘れないで、ときどきムングダルをかき混ぜます。ちょっと煮崩れてきました。

チャナダルの圧力が下がったので鍋から出します。この圧力鍋をすぐにトゥールダルにつかいます。トゥールダルも同じようにはじめ強火にして、蒸気が出たら弱火にし、5分ほど煮て火からおろします。

手が空いたので、ポリヤル用のココナッツを準備します。

ポリヤルは、いためもの、くらいの意味で、語義としてはココナッツを含みませんが、ココナッツは頻繁に使われています。製菓材料として売っているような、ココナッツファインをつかっても良いですし、細長いココナッツシュレッドを使っても良いです。今回のインゲンのポリヤルでは、シュレッドを粗く挽いて使います。

というのも、インゲンを細かく切って、口に入れた時に一体感のある味にするには、シュレッドでは大きすぎ、ファインでは細かすぎます。また、ファインは、細かすぎで舌触りが悪いこともあります。なので、シュレッドを、粗く挽いてつかいます。まあ、この辺りはかなり感覚的な部分なので、好みに合わせて調整してください。

ついでに、冬瓜のクートゥ用のココナッツも挽いておきます。大さじ2のココナッツシュレッドを、今度は細かく粉末になるまで挽いて、置いておきます。

 

ラッサムが煮えてきましたので弱火にします。トゥールダルの圧力鍋も弱火にします。ラッサムはここから10分間、トゥールダルはここから5分間です。

圧力鍋の使い方なのですが、うまく煮えない原因のひとつとして、この弱火の際に火が弱すぎる、という場合があります。強火で沸騰させ鍋の中で圧力が高まったら弱火にし、その高まった圧力を維持して煮る、という仕組みだと思うのですが、このときの弱火が弱すぎると、当たり前ですが圧力が下がってしまいます。ガスであればそれほど失敗は少ないと思うのですが、電磁調理器を使う場合、弱火の加減が難しいことがあります。

ちなみに、電磁調理器は、鍋の底が直接発熱するので、ダルを煮ると、とても焦がしやすいです。とくにムングダルを煮るときに電磁調理器をつかうのは、あまりおすすめしません。余談でした。

状況を整理します。

ムングダルは弱火で煮続けています。煮崩れたらトマトと青唐辛子を加えます。

サンバルのトゥールダルを圧力鍋で煮ています。もうすこしです。

ラッサムを煮込んでいます。これもあと少しです。

ラッサムが煮えました。火からおろして、漉せば出来上がりです。大きめのボールにザルを重ねて、鍋の中身をすべてあけます。一度ザルでざっくりと漉して、ザルに残ったものは捨てます。しばらく放っておくと、豆の成分やスパイスが沈殿します。これを、ゆっくりと傾けながら鍋に戻します。底に残ったざらざらを全て入れると、苦いくらいにスパイシーになります。今回は、スパイシー好きが多かったので、七割くらい入れて、スパイシーにしました。

トゥールダルが煮えました。火からおろします。あとは余熱で火を通します

コンロが2つ空いたので、ひとつで、サンバル用の野菜を煮ます。もうひとつで、ココナッツチャトニ用のチャナダルを炒ります。どちらも簡単です。

サンバルの野菜は、冬瓜、茄子、オクラ、です。鍋に水を張り、そこに冬瓜を入れます。塩一つまみもいれて火にかけます。塩を入れることで、火の通りを早くします。沸騰したお湯に冬瓜を入れても良いのですが、そうすると、沸騰させてそれから野菜を入れる、という2工程になります。その点、初めから野菜を入れてしまえば、1工程で済むのです。このように、できるだけ、簡単に、手抜きで作っていきます。

●冬瓜——100gほど

小さめのフライパンに、チャナダル小さじ1/2を入れ、弱火で煎っていきます。焦げやすいので、弱火にします。

忘れないように、ムングダルを時々かき混ぜます。大分煮崩れてきました。これくらい煮崩れたら、みじん切りにしたトマトと、青唐辛子を入れます。目安としては、冷たいトマトと青唐辛子を入れても、びっくり水にならないくらい煮崩れている状態です。イメージですので、深く考えないでください。

●みじん切りのトマト—–ちょっと

●みじん切りの青唐辛子——ちょっぴり

レシピでは、トマトは大さじ1、青唐辛子一本分、となっていますが、お店では、もうすこし少なかったです。少ない方が個人的に好きなのです。ただ、レシピにするときに、これくらいにした方が見栄えがするし、読者の皆様が喜ぶかなあ、と思ってこの量にしました。いずれにせよ、一般的なダルよりは少ないかな、という気がしますが断定はできません。さらに言うと、トマトと青唐辛子、どちらも入れなくても良いのではないか、という気もします。ただの煮崩した豆です。味としてはなんの問題もないと思いますが、見た目がよりストイックなかんじになります。そういうのがお好みの方は、試してみてください。

チャナダルは、こまめにゆすってください。鍋に触れてる面ばかり色がつくので、しょっちゅうゆするのです。それで、まあ、このように黒っぽくなってしまうことが多いのはフライパンで炒っている限り多少は仕方がなくて、本当にきれいに均一に炒ろうと思ったら、オーブンか、もしくはコーヒーなどの焙煎機を使うのが良いと思います。きれいに炒れそうです。このチャナダルは、ココナッツと一緒にペーストにします。風味づけ、もしくはおまじないです。

冬瓜を煮ている鍋が沸騰したら弱火にします。冬瓜の質や切り方にもよりますが、これくらいの切り方だと10分くらいはかかります。5分くらい経ったら茄子を入れ、さらにオクラを入れ、ひと鍋で時間差で煮ていきます。余裕のある場合は、ひとつひとつ煮たほうが確実です。

チャナダルが色づいたので火からおろします。後でつかうので、カトリに入れて置いておきます。こういう風に、カトリは料理につかうのに便利です。おすすめです。アジアハンターで買えます。

サンバル用の茄子を冬瓜の鍋に加えます。

●茄子——100gほど

5分ほど茹でたら、オクラを加えます。おいしそうなオクラが無かったので冷凍をつかいます。

●オクラ——100gほど

 

ダルを煮ています。トマトと青唐辛子が煮崩れてきたら、塩も加えて仕上げます。

サンバル用の野菜を煮ています。オクラも入っています。

 

この間に、サンバルパウダーを作ります。サンバルパウダーというのは、サンバルにつかうミックススパイス全般を指す言葉で、特定の配合のみを指すわけではありません。極端に言えば、昆布の粉末をサンバルパウダーと呼称することもできるような気がします。あ、できませんか。できませんよね。

●コリアンダーシード——小さじ1/2

●クミンシード——小さじ1/2

●フェネグリーク——小さじ1/4

●ブラックペッパー——小さじ1/4

●ホールチリ——2本

ミルで粉末にします。ホールチリは手でちぎって入れます。粉末になったら、これもカトリに入れて、置いておきます。公開しているレシピでは、水と青唐辛子とともに、ミキサーでペースト状にしているのですが、これは強力なミキサーがないと難しいので、一般的な方法でつくります。

サンバルパウダーとは何かというとサンバルに使うミックススパイスのことを指しまして、良く使われるのは、コリアンダー、クミン、チリ、フェネグリーク、ブラックペッパー、トゥールダル、等だと思います。米、チャナダル、などを加えても良いです。フェンネル、マスタード、などを加えてはいけないか、というと、そういう訳ではありません。ただ、カルダモンをつかうサンバルがあるかというと、どうなのでしょう。あっても、かなり珍しいと思います。

疑問に思われたかもしれませんが、トゥールダルを加えることに意味はあるのか、という問題があります。トゥールダルを煮たところに、トゥールダルの粉末を加えて意味があるのか、というと、多分ないと思います。おまじない、慣習、もしくは嵩まし、のような気がします。

さて、サンバルの野菜が煮えました。すべてザルにあけます。ダルの様子も、時々見ます。ちょっと水分が足りなさそうなので、水を足します。時間がたつと水を吸い、かつ温度が下がると粘度が上がるので、この段階では、しゃばしゃばくらいでも良いのです。

 

クートゥ用の冬瓜を煮ていきます。小さく切った冬瓜と少なめの水、塩ひとつまみ、ターメリックすこし、を入れて火にかけます。

●冬瓜——150gくらい

●塩——ひとつまみ

●ターメリック——ちょっと

もうひとつのコンロで、ポリヤルを作っていきます。ポリヤルは炒め物ですので、集中して作った方が良いです。とくに、最初のテンパリングの部分で失敗しやすいので、この時は、あまり同時進行で作業をしない方が良いと思います。いまは、冬瓜を煮ているのと、ダルだけです。これならいけます。

●インゲン——150g(5mm幅に切る)

●サラダ油——大さじ1

●玉ねぎみじんぎり——大さじ1

●マスタードシード——小さじ1/2

●ウラドダル——小さじ1/4

●ヒング——小さじ1/8

●ホールチリ——2本

●ターメリック——小さじ1/6

●塩——小さじ1/2弱

●ココナッツシュレッド——大さじ1(ミキサーですこし細かくする)

インゲンは、冷凍のものです。大丈夫です。

ブログに乗せているレシピでは、玉ねぎは入りませんが、今回は入れます。ここで玉ねぎを使わないと、今日は玉ねぎ不使用のミールスになってしまうのです。僕はそれでも好きなのですが、やはりすこし物足りなくなります。なので、ポリヤルにすこし玉ねぎを入れます。

鍋にサラダ油を熱します。マスタードシードを入れて、半分くらい弾けたらウラドダルを入れます。ウラドダルは、色づき始めてからが急です。気をつけます。ヒング、ホールチリ、ターメリック、塩、を入れて、玉ねぎを入れ、ざっとかき混ぜます。これで温度が下がるので、ひとまず安心です。インゲンも入れます。ざっとかき混ぜたら弱火にして蓋をします。時々ふたを開けてかき混ぜます。焦げ付くことがあるのです。

塩を早い段階で入れるのは、そうした方が、全体に塩をなじませるのが楽だからです。インゲンを入れてから塩を入れると、混ぜるのが大変です。

そろそろダルが完全に煮崩れています。かなり滑らかになってきました。これくらい煮ると、優しい味になります。コーンスープのようですね。塩を入れます。

●塩——小さじ1

良くかき混ぜて、塩味が決まったら、ギーも入れます。大さじ1くらいです。塩味は、ちょっと薄いかなくらいで良いです。これで、最後にテンパリングをすれば良い状態です。テンパリングをします。小鍋にサラダ油を熱して、クミンを入れます軽く色づいたらホールチリを入れて、くるくる鍋を回してからダルにジャッとかけます

●サラダ油——小さじ2

●クミン——小さじ1/2

●ホールチリ——3本

ダルの場所が空いたので、サンバルを仕上げていきます。

煮ておいたトゥールダルのふたを開けます。あまり煮崩れていませんが、へらでかき混ぜるだけで、かんたんにつぶれます。完全になめらかにはしません。完全になめらかにしてしまうと、豆の味が強くなりすぎ、かつ食感も均一になるので、味が平板になります。

中火くらいにして、タマリンド、塩、青唐辛子、カレーリーフを入れます。足りなければ水も足します。青唐辛子は香りづけです。最近、カレーリーフはテンパリングせず、煮込む方が香りが立つ気がして、そうしています。

●水——200ml

●タマリンドペースト——大さじ3

●塩——大さじ1

●青唐辛子——3本

●カレーリーフ——10枚ほど

ここでは、ちょっと味が強いかな、くらいにします。スパイスが入り、具材も入れて、テンパリングもするので、それで丁度よくなります。味がなじんだら、茹でておいた具材も入れて煮立たせます。ちょっと粘度が高いので水を入れます。挽いておいたスパイスを入れ、ヒングも振り入れて、あとはあまり煮立たせません。テンパリングをします。

小鍋にサラダ油を入れて、マスタードシードを入れます。弾け始めたら、クミンを入れ、一呼吸おいてからホールチリも入れます。ざっとゆすったら、それをサンバルにかけます。油が飛び散ります。

●サラダ油——大さじ2

●マスタードシード——小さじ1

●クミン——小さじ1/2

●ホールチリ——3本

これでサンバルはひとまず出来上がりです。あとは刻んだパクチーをかけて完成です。

ポリヤルのインゲンに火が通りました。蓋を開けてかき混ぜてみて、水分が多ければすこし火を強めて水分を飛ばすします。挽いてココナッツを入れたら火を止め、良くかき混ぜます。ココナッツが水分を吸います。ポリヤルはこれで出来上がりです。ぱらっとした仕上がりにします。

クートクの冬瓜が煮えました。冬瓜は火が通ると透き通ってきます。水が多いので、少しだけ残して捨てます。そこに、煮ておいたチャナダルとカレーリーフを加えます。塩も入れて味を決めます。

●塩——小さじ1/2

最後に、挽いておいたココナッツを加えてひと煮立ちさせます。テンパリングをします。

●サラダ油——小さじ2

●マスタードシード——小さじ1/2

 

これでクートゥは出来上がりです。

では最後に、ココナッツチャトニを作ります。これは極めて簡単です。材料をぜんぶミキサーに入れて挽くだけです。煎っておいたチャナダルを使います。

●ココナッツシュレッド——1cup

●チャナダル——小さじ1/2

●水——1cup

●青唐辛子——3本

●生姜——うすぎり1枚

●塩——小さじ1/2

バイタミックスで挽きます。挽き方はいろいろで、ほんとに滑らかにしても良いし、粗さが残るくらいにしてもよいです。今回は、繊維感が残りつつも滑らか、というくらいにします。出来上がりはちょっと水っぽくても、時間がたつと、水を吸うので大丈夫です。また、ココナッツはおそらく、一度火を通した方が良いとは思うのですが、火を通すと、味は落ちます。ぱっと作ってすぐ食べましょう。

また、これにテンパリングをしても良いのですが、しなくても良いです。なんとなく、マスタードシードの粒粒が浮いているのが、いかにも日本人が作った感じがします。僕は日本人ですが格好つけて簡素にするのです。

さて、最後にそれぞれの味を見て、水と塩を加減します。ダルは優しい味に、ラッサムはきりっとさせて、サンバルは、ちょっと酸味があってダルよりはしゃばしゃばにします。クートゥとポリヤルは適当な味で大丈夫です。クートゥは特に、半端な味だなあ、くらいでオッケーです。

最後に、パパドを揚げて調理はお終いです。鍋にサラダ油を熱して、200度くらいになったら、パパドを入れ、さっと揚げます。すぐに火が通ります。


 

さあ、これを文章だけで追える方はどれくらいいるのでしょう。僕も、たぶん無理です。実際に見るとそこまで複雑ではないのですが、文章にすると難解です。最後にレシピを載せておきます。

 

・ダル(緑豆の挽き割りをつかった優しい味のカレー)

●ムングダル——1cup

●水——1.5L+200ml

●ターメリック——小さじ1/4

●みじん切りのトマト——大さじ1

●みじん切りの青唐辛子——1本分

●塩——小さじ1

●サラダ油——小さじ2

●クミン——小さじ1/2

●ホールチリ——3本

●ギー——大さじ1

・ムングダルはざっと洗ってから水にひと晩浸けておく。

・火にかけて一度灰汁をとって、煮崩れたらトマトと青唐辛子を入れて、しっかり煮崩れたら塩を入れて、なじんだらギーを入れる。最後にテンパリング。

・粘度を見て、200mlの水を足しても良いです。もっと足しても良いです。

 

・サンバル(すこし酸味の効いた、野菜と豆のカレー)

●トゥールダル——1cup

●水——1000ml

●ターメリック——小さじ1/6

●茄子・冬瓜・オクラ——100gずつくらい

●塩——大さじ1

タマリンドペースト——大さじ3

●カレーリーフ——10枚程度

●青唐辛子——3本(香りづけのため。切らないでそのまま)

●サンバルパウダー

コリアンダーシード——小さじ1/2

クミンシード——小さじ1/2

フェネグリーク——小さじ1/4

ブラックペッパー——小さじ1/4

ホールチリ——2本

●ヒング——一振り

●サラダ油——大さじ2

●マスタードシード——小さじ1

●クミンシード——小さじ1/2

●ホールチリ——3本

・トゥールダルはざっと洗ってから水にひと晩つけておく

・火にかけて、一度灰汁をとって、サラダ油(分量外)とターメリックを入れて圧力鍋で煮る。圧力がかかったら5分

・野菜は茹でておく

・塩、タマリンド、カレーリーフ、青唐辛子を入れて煮込み、味を決める。野菜を加える。ヒングを振る。テンパリングをする。最後に刻んだパクチーを加える。

 

・ラッサム(スープ状のスパイシーなカレー)

●トゥールダル——大さじ3

●クミン——大さじ1

●ブラックペッパー——大さじ1

●水——1200ml

タマリンドペースト——大さじ2

●塩——小さじ2

●カレーリーフ——10枚程度

・トゥールダルをミルで挽く。スパイスも挽く。鍋にすべての材料を入れて火にかける。沸騰したら弱火で10分ほど煮込む。

・ボールにザルを載せて、ラッサムをざっとあけて漉す。ザルに残ったものは捨てる。沈殿したら、ゆっくり傾けて上澄みをとる。ざらざら部分は、好みによって加減する。今回は七割くらい入れました。

 

・インゲンのポリヤル(インゲンのココナッツ炒め)

●インゲン——150g(細かく切る)

●サラダ油——小さじ2

●マスタードシード——小さじ1/2

●ウラドダル——小さじ1/4

●ホールチリ——2本

●ヒング——一振り

●ターメリック——小さじ1/6

●みじん切りの玉ねぎ——大さじ1くらい

●塩——小さじ1/2

●ココナッツシュレッド——大さじ1

・ココナッツシュレッドは、粗めに挽いておく。そのままでも良いし、ココナッツファインを使っても良い。

・鍋にサラダ油を熱し、マスタードシードを入れる。弾けてきたらウラドダルを入れる。ウラドダルが軽く色づいたら、ホールチリ、ヒング、ターメリックを入れる。玉ねぎを入れる。塩も入れる。ざっと炒めたら、インゲンを入れて蓋をする。弱火で蒸しやきにする。

・インゲンに火が通ったら、ちょっと火を強めて水分を飛ばす。ココナッツを入れたら良くかき混ぜ火を止める。

 

・冬瓜とチャナダルのクートゥ(冬瓜とチャナダルとココナッツを煮たもの)

●チャナダル——大さじ2

●ターメリック——小さじ1/6

●冬瓜——200gくらい(5mm角くらい。かなり小さめ)

●ターメリック——小さじ1/6

●塩——小さじ1/2

●カレーリーフ——10枚くらい

●ココナッツシュレッド——大さじ2(細かく挽いておく)

●サラダ油——小さじ2

●マスタードシード——小さじ1/2

・チャナダルはざっと洗って水に一晩つけておく。

・ターメリックを加えて、圧力鍋で煮る。圧力がかかったら8分。あとは余熱

・別の鍋で切った冬瓜に塩ひとつまみ(分量外)とターメリックを加えて煮る。火が通るまで煮る。火が通ったら、残った水をざっと捨てる。完全に水を切る必要はないけれど、ほとんど捨てる。

・冬瓜に、指で潰れる程度の硬さのチャナダルを加える。カレーリーフ、塩、も加えてひと煮立ちさせる。挽いたココナッツも加える。

・テンパリングをする。別の小鍋にサラダ油を熱し、マスタードシードを入れる。八割方弾けたら、クートゥにジャっとかける。

 

・ココナッツチャトニ(ココナッツと青唐辛子を使ったペースト)

●チャナダル——小さじ1/2

●ココナッツシュレッド——1cup

●水——300ml

●塩——小さじ1/2

●生姜うすぎり——1枚

●青唐辛子——3本

・チャナダルを乾煎りする。色づくまで煎ったら取り出す。

・すべての材料をミキサーに入れてペーストにする。挽き方はお好みで。今回は、けっこう滑らかにしました、粗めにする場合は、水を減らす。

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