KAPO Curryに行ってきました。札幌の間借りカレー屋です。

かっぽうかぽうさんの「KAPO Curry」というカレー屋に行ってきました。札幌の中心部にある、fudgeというバーを間借りして営業しています。札幌では珍しい間借りカレーです。

詳しくないので間違っていたらごめんなさい。いわゆる、スパイスカレーと呼ばれるジャンルの食べ物だと思います。札幌では唯一、だと思います。

メニューはこちらです。

すみません、切れているのですが、大盛りが+200円で、ソフトドリンクが400円でした。

そういえば、インスタグラムで、食べ物の値段まで書く人ってあんまりいないですよね。お洒落空間に、金なんて無粋なもの持ち込んではいけないのでしょうか。

あいがけ、1000円です。

 

おいしかったです。食べやすかったです。おそらく一般男性だと、ちょっと物足りないけどわりとお腹いっぱいになる、というくらいの量だと思います。

写真は、なにも加工していないのですこし色が悪いですね。実際の見た目は華やかでした。

どんな味かと説明しても良いのですが、僕のわかりにくい文章を読むなら、写真を一秒でも長く眺めたほうが、多くのものが伝わります。そうです、だいたい、みたままの味です。驚くほどおいしいわけではありませんが、人を連れて行って、がっかりはされないと保証します。

食べているうちに、「なんか最近、同じようなもの食べたなー」と考えて、思い当たりました。札幌の市電沿いにある、パニカフェ、というスリランカ風カレーの店です。

 

……同じ店?いや、食器が違うな。

……ん?……スリランカ風?

サンプル数2なので判断は難しいのですが、このスパイスカレーがスリランカ料理寄りなのか、このスリランカ風カレーがスパイスカレー寄りなのか、どちらなのでしょうか。

どちらもおいしかったです。そしてどちらも、生野菜はいらないかな、というのが感想です。それがお約束なら仕方がありません。もしゃもしゃ食べます。

それと、サンプル数1で、信憑性のない、ほとんど霊感みたいな話なのですが、このスパイスカレーというジャンルは、スープカレー層と親和性があると思います。動物性のうまみ、日本人の口になじみやすいスパイスの使い方、野菜の多さ、見た目の派手さ、これらが、スープカレー層との架け橋です。うまみ少なめなんて言っていたら、いつまでたってもマイナー層です。

twitterがおそらく、一番情報が早いみたいです。気になる方はチェックしてください。次の営業は、2017年4月22日18:30~23:30です。

間借りカレーだからといって、KAPOcurryさんばかり紹介するのもなんなので、パニカフェさんの情報も載せておきます。facebookはこちらです。食べやすくて、スパイシーで、おいしいですよ。

パニ カフェPani cafe

011-206-7189

金曜定休

ランチタイム 11:00~15:00
カフェタイム 17:00~20:00

 

間借りカレーの話

さて、間借りカレーですが、これって、どうなのでしょう。ナッラマナムやカルパシのように、店舗を持ってもうまくいっているように見えるお店も、確かにあります。内情は知りません。

間借りカレーは、インディーズです。メジャーじゃありません。

営業時間が短かったり不規則だったりで、物珍しさがあります。出しているものも珍しいことが多いです。商売っ気が無いので、こうやって記事にもしやすいです。南インド屋もそうでしたが、優しいお客様が多くなります。友達も連れてきてくれます。ブログに載せてくれます。おいしかったー、いつお店もつの?と訊いてくれます。絶対たべにいくよー。通っちゃう。ほんとセンスがすごい。魂削ってる。インドの空気まで表現してる。

SNS上で、そうやって持ち上げる人間を信じてはいけないと思っています。これは自戒です。BUMP OF CHICKENの曲でも、売れてからはもうどうでもいい、と言っていました。そういう層も、少なからずいます。店の人と仲良くなるのが好きで、実際にはお金を落とさない人間もいます。口を開くかわりに財布を開け、と、きっと経営者は思っています。少なくとも、僕が経営者なら、間違いなくそう考えます。話を聞いて欲しくて、特別扱いして欲しいのなら、1000円のカレーでは、一桁足りません。

かっぽうかぽうさんが実店舗を持つことを目指しているのかは存じませんが、もしそうであれば、ご武運を祈っております。僕は、その道は選びませんでしたが、きっと楽しい道だと思います。

南インド屋に何度も来てくれた方々に、改めてお礼を申し上げます。ほんとうに有難うございました。おそらくそんなに飲みたくもないビールを売り上げのためにいつも頼んでくれた方、混んで来たらさっと席を空けてくださった方、休みの日の定番の店にしてくれた方、ありがとうございました。もしご興味がありましたら、このブログも応援してください。おそらく、お店としての南インド屋と同じくらいには、おいしいはずです。