南インド屋は、南インド料理のレシピやコラムを発信しています。とくに、ミールスMealsと呼ばれる、南インドの定食に興味のある方にとって有益な情報が多いと思います。レシピはどこかからの転載ではなく、すべてオリジナルです。元々は、札幌にある家庭料理店「とれび庵」を間借りして2年間ほど営業していた「南インド屋」というミールス屋で提供していたレシピです。
ちなみに、南インド屋を運営している両名は、インドには一度も行ったことはありませんので、「行ったことのない人間に何がわかる!」と言われると、困ってしまいます。そうですよね、行ったことがないとわからないですよね。
本ブログは、基本的に、インド料理に詳しくない方に向けて書かれていますので、基本的な事項から紹介するコラムがあったり、レシピも、動画や画像をつかい、できるだけ丁寧に書かれています。
ただ、わかりやすく書くよう努めてはいますが、情報量はかなり多いです。わかりやすく書かれていますが、実際にわかり良い内容とは限りません。なので、本ブログをご利用の際は、ある程度の粘り強さをもって精読して頂けると嬉しいです。
そしてインド料理愛好家の皆さま、ご安心ください。間違いなく、日本のブログの中ではもっともマニアックな内容です。もしかすると、本として出版されているものより突っ込んだ内容かもしれません。
本ブログの活用法
このブログを見て、興味があれば実際に作ってみても良いですし、南インド料理のレストランに食べに行くのも良いと思います。ただ眺めるだけでも良いですし、活字好きにもおすすめです。
はじめに読むもの
まずは基本的な事項を説明しているコラムを読むことをお勧めします。
もし読み物の好きな方であれば、この3つも読んでいただけると、レシピの理解がしやすいかもしれません。
・素人に毛が生えた程度の南インド屋が教える、素人に毛をはやす方法
・ミールスにはバスマティライスよりもタイ米が合う、4つの理由
・閉店してから語り始める、南インド屋のこだわりや能書き、そういうもの
はじめに作ってみるもの
これらのコラムを読んで、さあ作ってみよう、という気持ちになった方は、以下の、作りやすいものを試してみるのをお勧めします。
・ダール
緑豆の挽き割りを使ったカレーです。豆をただ煮込んだだけの、優しい味です。
キャベツのココナッツ炒めです。こういうココナッツ風味が、南インドの特徴のひとつです。
インドのオムレツです。野菜だけで物足りない場合は、オムレツを足すと満足度が上がります。南インド固有のものではありませんが、おすすめです。
ミールスに合うご飯の茹で方です。タイ米が無ければ、すこし硬めに炊いた日本米でも大丈夫です。
大事な小道具、ピックルとパパド
これらをミールスらしく見せる大切な小道具として、ピックルとパパドがあります。ピックルpickleは、スパイスとオイルの漬物のようなもので、パパドpapadamは、豆のせんべいです。ピックルは、まさにお漬物のように、ミールスに添えて食べます。パパドは、焼いたり油で揚げたりしますが、南インド屋では、油で揚げるのをお勧めします。オムレツを焼くときにはたっぷりの油を使うので、卵を入れる前に、パパドをその油で揚げると無駄がないです。さっと揚げます。
どちらも、アンビカというサイトで買えます。おすすめは、マンゴーピックルと、このパパドです。これさえあれば、なんとなくそれらしく見えます。
レシピの見方
現在、各レシピを修正している途中のため、この通りではないものも多いですが、大体、このような作りになっています。マイソールラッサムのレシピを例にとります。
ざっくり言うと、このような構成になっています。
・導入
・レシピ本体
・解説
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おおざっぱに作りたい方は、レシピ本体だけを読んでください。
もし、きっちりおいしく作りたい方は、解説の中でも、○○○のポイント、という項目をよく読んでください。基本的には、レシピ通りに作ればおいしくなるはずですが、つかう材料や環境によって、どうしても味は変わってしまいます。なので、料理に取り掛かる前に、この料理がどのようなおいしさを目指しているかのイメージをつかんでください。そうすれば、失敗は少なくなるはずです。
そして、さらに詳しく知りたい方や、飲食店に興味のある方は、残り2つの項目も読んでみてください。レシピの相対的な位置づけや、アレンジ方法、提供方法、原価などについて言及しています。
コラムやエッセイ
インド料理に関するコラムや、食べ物全般についてのエッセイもあります。コラムとエッセイの違いですが、真面目に描いていればコラム、不真面目であればエッセイ、という認識です。エッセイの中に、ときどき、ざっくりレシピも登場します。読み物が好きな方は、ぜひご覧ください。
色々と書きましたが、適当に眺めてもよいですし、真剣に取り組みたい方には、その探求心に応えられるよう、情報は出し惜しみせず開示してあります。できるだけ本文内で完結するよう、みっちりと書いてはありますが、もしわからないことがありましたらお問い合わせください。わかる範囲でお答えします。