2019/02/15
●日記の効用 その2
その1もどこかにある。たぶん。あった。言語能力上がるよね、というようなことが書いてある。そりゃそうだ。毎日書いてたら。僕には、ほかにも効用もある。皆様がどうかは知らない。僕は、初対面の人にも、心を開けるようでありたいと思っている。心を開くには、秘密があるとやりにく。秘密ってなんだろう。じつは詐欺師だ、とか、借金癖があるとか、そういう深刻な特性は僕にはない。だから秘密はない。大抵の人にもない。でも、出身地一つ、すらっと言わない人が多いのを、日ごろからいぶかしんでいる。僕がどんなことに悩んでいるか、とか、どんな女性が好きか、嫌いか、どんなインスタントラーメンが好きか、なんて、隠すほどのことでもない。もったいつけるほどのものでもない。だから隠さない。それを継続しているのが日記。公開日記。だから、人と会っても、最初からオープンでいられる。日々の訓練の成果。どうせちょっと検索したらばれるんだから、隠しても仕方ない、という気持ちもある。さすがに仕事では、求められている何かを多少は演じる。必要なこと。それ以外のプライベートでまで演じるなんて嫌。そんな付き合いならしなくて良い。とはいっても、気が付くと、いつのまにか、格好つけたい自分が現れそうになるから、毎日書く。だから日記は、良いものだと思う。みんな書こう。
●画像の盗用
twitterで、僕の画像を、自分の製品の宣伝に使っている人がいた。面白いからリツイートした。で、それに、僕のフォロワーがいいねをする。え?ちゃんと見てる?と思ったけど、ふつう、その画像が南インド屋のものかなんて、わからない。僕は一瞬でわかるし、この日記を読むような方なら、あれ?と引っかかるかもしれない。でも、大多数はそうではない。だから、盗用はすべき。効果があるから、すべき。そういう結論になる。
●二分の一成人式
僕が小学生の頃にあったなら、学校を休んでいたと思う。内容もいやだけど、名前もいや。マイナンバーの匂いすらする。僕の嫌いなものがたくさん詰まっている。中学校卒業の時、親への感謝の気持ちを紙に書きましょう、と言われた。一階の廊下に貼りだすらしい。「お母さんこれまでありがとう、これからもよろしくお願いします」みたいなことをみんなが書く。いっそ全員同じ文章にして連判状にすればよいのにそうはしない。なぜなら自主性を重んじるから。僕は憤慨した。今ならしないけど当時はした。丁度山本夏彦さんの本を読んでいたから、適当に抜き出して「むかし10円は金ではなかった。世間知らずの高枕」と書いた。意味は無い。担任に教師は渋い顔をした。これで伝わるんです、と言うと黙っていた。
●すがすがしくゼロ
恋人募集中です、と言い続けてそろそろ半年たつのかもしかして。「八島君と気が合いそうな人がいるから会ってみない?」というお言葉を、一度たりとも頂戴していない。ゼロ。なし。一回もない。おかしくない?セロだよゼロ? まあそうだよね。ふつう、間に入ることで変な責任負いたくないよね。いやいや責任なんて、そんなこと考えないで、と言った同じ口で、あいつの紹介なのにひでえ奴だったどうなっているんだ、と悪態をつく自分が見える気がするので、適当に仲介してとは言えない。できれば厳選してください、とお願いしたい。そうか、厳選か。今頃みなさん、ハンドピックにハンドピックを重ねてグレードを上げているんだな。そうかそうか。楽しみだ。