ひとに淹れてもらったチャイがおいしかったので、ざっくりレシピにします。
南インド屋の味とはまた違って、もうすこし優しい味です。南インド屋のは、これ甘すぎじゃない?というぎりぎりを攻めた味なので、飲んでもほっとしないんですよね。
使うスパイスは、シナモン、ナツメグ、黒コショウ、生姜、です。生姜以外のスパイスを、粗めに挽いておきます。今回、ナツメグは粉末を使いました。固形があればそれを使ってください。メースでも大丈夫です。
分量は、シナモン小さじ2、ナツメグ小さじ1、黒コショウ小さじ1/2、というかんじです。生姜は薄切りで4枚ほどです。
小鍋に、牛乳500ml、水300ml、茶葉25ml、砂糖1/3カップを入れて、中火にかけます。焦げ付かないように、ときどきかき混ぜてください。目を離すと吹きこぼすので、iphoneを置いて、鍋に集中することをおすすめします。
沸いて吹きこぼれそうになったら火を止めて、挽いたスパイスと、薄切りにした生姜をいれて、もう一度火をつけ、かき混ぜながらひと煮立ちさせます。あとはそれを漉して飲むだけです。
このチャイは、いわゆるチャイらしい味がします。シナモンもナツメグも甘い香りがするので、砂糖は、すこし控えめにします。濃縮したおいしさと言うよりは、するすると喉に入るような味です。なので、水もすこし多めです。
このチャイも、いろいろとアレンジができます。
シナモンもナツメグも、薬っぽい味がするので、同じ路線として、クローブ、ベイリーフ辺りを入れても、薬っぽさが増して、なんだか本場の味になります。本場って何?と訊かれたら困りますが。
よりスパイシーにしたい場合は黒コショウを増やして、水をもっと入れると、さらっとしてスパイスが立つようになります。牛乳も薄いものを使うと、どんどんストイックな味になり、最終的にはスパイスウォーターになる気がします。
砂糖をまったく入れないでも、シナモンの香りと牛乳の甘みで、なんとか飲める味になります。ナツメグは少なめが良いと思います。
好みに応じて、いろいろと試してみてください。