『タニグチイドゥリショップ(仮称)への道7』に参加しました

2017年1月19日の晩、東京は新小岩で、ティファンの集いがありました。新小岩って錦糸町の右側なんですね。

主催者は、Taniguchi Naokiさんという、インド料理を研究する方で、「スパイスが足りないブログ」の筆者でもあります。おそらく、南インド料理好きの方でこのブログを知らない方は居ないでしょう。

僕は札幌在住なのですが、この催しをtwitterで見つけて、迷わず参加を決めました。だって彼は、サンバルに玉ねぎとトマトを入れない方なのだから、それは食べに行くしかありません。日本の店で玉ねぎトマトフリーのサンバルは、たぶん存在しないですよね。それに、人の作ってもらったものはおいしいのです。たまには作って欲しいのです。

あ、料理を生業にする方々は、この「人に作ってほしい欲求」をどう処理しているのでしょう。やっぱりお店に食べに行くのかな。もしくは、料理上手な人との同居でしょうか。北海道にあるとんかつチェーンのかつ徳は、ちょっと他の店に行きたくなくなるくらいおいしいのですが、なんというか、とんかつ!キャベツ!ごはん!では満たされない、何かです。

さて、ティファンの集いです。参加者は、Taniguchiさん含め7名です。その気になれば、いくらでも集客できるイベントだと思いますが、そもそも募集人数が少ないのです。

アジアハンター小林さんも、撮影用の食器をひとセット持参でいらしていました。御召しのフリースが、僕が一年のうち270日くらいは着ているものと、すごく似ていました。これです。部屋着で270日でなく、お出かけ着で270日のヘビーユーズです。いつも同じ服を着ていると評判です。

背景は、店員Aが離婚のときに仙台から抱えてきたリトグラフで、左側にあるのが、クイックルワイパーの柄です。格好つけましたが失敗しました。

家庭科の実習室のような部屋で、ティファンが粛々と調理されていきます。テンパリングには備え付けの雪平鍋を使っていました。まさかそんな使い方をされるとは、鍋自身思ってもみなかったでしょう。僕は、なにか作業をするふりをして、置いてある鍋をいじったり、タッパーを開けたりして、なんの役にも立たなかったはずです。店員Aは、僕に輪をかけて役に立ちません。飲食店の人間とは思えない、南インド屋両名でした。

Taniguchiさんが調理している横で、出来立てを頂きます。ワダは、揚げたてより、すこし時間を置いた方がおいしいということで、すこし置いてから食べます。奥に、小林さんの食器が見えます。

左から、サンバル、なんかのスナック菓子、ココナッツチャトニ、トマトチャトニ、いんげんのチャトニ、マイソールパク風、ワダ、イドゥリ、です。

それぞれ、こんなかんじでした。

サンバル:さらっとして、酸味は強め。ヒングとグリーンチリの香りが良かったです。玉ねぎトマト抜きです。クミンも抜きです。ご飯にはあまり合わなさそうな味で、ティファンにはよく合います。

ワダ:さくっとして、かなりみっちりと生地が詰まっています。空気の入り方が…と仰っていたので、会心の出来ではなかったようですが、おいしかったです。いやあ、うまいなあ、とパクパク食べました。

イドゥリ:酸味の強さに、意気込みを感じます。ふわっと系でなく、こちらもみっちりして、弾力がありました。

ココナッツチャトニ:生のココナッツを削って作ったそうです。チャナでクリーム色になっています。甘すぎず、さらっとしています。

トマトチャトニ:あま酸っぱかった気がするのですが、インドの玉ねぎを使ってみたようで、大根のような、ラディッシュのような味がしました。なんだか、現地感がある気がします。行ったことありませんが。

インゲンのチャトニ:言われないとインゲンとわからない味でした。あ、なんか緑っぽい味がするな、というかんじで、すこし辛いです。

マイソールパク風:何かを作ろうとして失敗しそうだったので、急きょこうなったそうです。甘くておいしいです。

食べている横でTaniguchiさんが引き続き調理しています。

プットゥです。初めて食べました。バナナと合わせるようにして、崩して食べます。甘くてもっこりして、のどの詰まる味です。とても好みです。おさしみさんは、ケララで食べるよりおいしい、とのこと。そうなんですね。

思わず、「しょうもない味でおいしいです」と言ってから、まずかったかな、と思いましたが、「そうなんですよー、しょうもない味が好きなんすよー」と仰っていたのでセーフです。おばあちゃんの作るような、なんだかうまいよね、という味を目指してるとのことです。

ドーサです。ペーパードーサと仰っていた気がします。発酵の進み具合が、こちらも本気です。そして、初めて使う鉄板でこの出来!すごいですね!

乾かしたお米のような、硬めの食感でした。そのまま無表情でぽりぽり食べたくなる味です。あ、うん、おいしい。

本当は、もっと柔らかいケララ風のドーサも焼く予定で、そのために別の生地も仕込んであったそうですが、残念ながら時間切れでした。ケララ風のが、本来のTaniguchiさんの好みだそうです。

ウッタパムです。お好み焼きっぽいですね。おいしかったですが、Taniguchiさんが、満足いく出来ではなかったようです。

と、料理はこのようなものでした。それで、この会の趣旨なのですが、イベント告知のページを抜粋します。

例によって僕がティファンを作って食べてもらい感想を聞く場です

今シーズンは今のところ発酵ものが出来ているので冬場の発酵ものの公開調理に初挑戦します。

これを読んで北海道の僕は、「きっと東京の猛者たちが、侃々諤々の議論をするんだな。あなおそろしや」と思っていたのですが、そんなことはなく、おいしいおいしい、と言って会は終わりました。僕はあとで個人的に感想をメッセージで送りました。そんなものなのですね。

Taniguchiさんは、店舗を構えるつもりは今のところないものの、イベント等での出店はしたいとのことでした。とてもおいしいティファンです。毎日でも食べられます。出店の際は、みなさま食べに行ってください。twitterをやっていらっしゃるので、フォローしてください。TaniguchiNaokiで検索ゥ!

こんなうまみの薄いおいしいものが、気軽に食べられる店があればなあ、と思うので、ここはクラウドファンディングでもしましょう。僕は間違いなく出資します。大流行りはしない味だとTaniguchiさんは仰っていましたが、なにせ変化は早いので、ニューヨークにそんな店が出来たら、すぐにでも東京でやりましょう。タニグチイドゥリショップが吉野家並みに大きくなる日を待っています。

Pocket

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*