緊急コラボ企画「六花亭 蒸し栗モンブランとスパイスティー」

はじめに

六花亭のお菓子はおいしいです。店に入って目をつぶって、適当に手でつかんだものを買って食べても大丈夫、だいたいはおいしいです。手に掴んだのがマルセイバターサンドだったら、みなさんニッコリだと思いますし、なにこれ? 『豊平』? 名前ダサくない? みたいなものが驚きのクオリティであることも、珍しくはありません。すごいのです、六花亭は。

以前、六花亭のお菓子を紹介する記事をいくつか書きました。飽きてやめました。なぜ飽きたかというと、お金にならないからです。南インド屋は、レシピをブログで公開しながら料理教室をやっていて、半年ほど前にスパイスショップを始めました。六花亭のすばらしさをいくら熱心に説いても、「そうか六花亭は素晴らしいのか、よし南インド屋の料理教室でビリヤニを習おう」「六花亭のお菓子を買おう!南インド屋のスパイスも一緒に買おう!」とはならないのです。トリクルダウンはそう都合よく起こらないようです。それで、書くのをやめました。そうだ、政治が悪い。

いまここに、非公式スポンサー活動(ただ買って食べる)と、自分の売り上げを両立させる記事を始めます。昨日、六花亭のケーキを食べながら、自分の作ったスパイスティーを飲んでいて思いつきました。マリアージュだ、と。全国的な知名度を誇る六花亭の紹介をしつつ、自分の商品の紹介をyoutubeのCMよろしく挿入しよう、と。さあ、はじめます。

『蒸し栗モンブラン』280円(税込)

サイズ比較のためのアロハサイン(なにもわからない)

 

商品名:蒸し栗モンブラン

価格:280円(税込)

販売時期:おそらく10月から、たぶん11月中旬くらい

販売店舗:デパートの中に入っている店じゃない 独立店舗(札幌本店除く)

味の評価:とてもおいしい

構成

柔らかめのスポンジの間に挟まっているのは、粉砕した栗のクリームです。その上に生クリームと、モンブランのモンブラン部分が重ねられています。頂点は蒸し栗です。

栗クリームについて

wikipediaによると、モンブランはもともと、マロングラッセをつぶしてクリーム状したものを使うそうです。おそらく、六花亭のものは違います。六花亭のモンブランは、マロングラッセを通過しない、ダイレクト栗ペーストです。推測なので、違ったらごめんなさい。マロングラッセを使っていないため、クリームがねっちょりしておらず、「このもにょもにょはなんだろう?増粘多糖類か?かさましか?」という疑念が生まれません。甘すぎもせず、ほっくりしています。ダイレクトに栗感がして、贅沢です。『蒸し栗』という、あんまりモンブランと組み合わせて使われるのを見ない言葉を冠しているのは、うちのはマロングラッセじゃありませんで、という意味合いなのだと私は受け取ります。この時期、六花亭では栗をつかった商品をいくつか展開しているので、大量に栗を仕入れて、栗ペーストを作っているものと思います。チャーリーと栗の工場です。帯広にあります。

甘みについて

田舎の食べ物はしょっぱくて甘いと言います。北海道は田舎なので、つまり北海道のお菓子は甘いです。ちなみに北海道では、赤飯に甘納豆が使われることもあります。すごいですよね。六花亭のお菓子も北海道菓子の例にもれず、甘みが強いのだと思います。ところがこのモンブランは、甘さは強くありません。クリームと栗が多いためそう感じないのかもしれませんが、甘みが強いケーキ、の範疇には入らないと思います。

価格について

そもそも、六花亭が生ケーキを作っているのを知らない人が多いかと思います。作っています。帯広の工場で作って毎日運んできています。価格が280円になっているのは、誤表記ではありません。この値段です。一個食べると、けっこうな満足感があり、おいしくて、そして280円です。マストバイですね。この秋はこのアイテムがマストバイです。

スパイスティーとの相性

このモンブランは、そこまで甘みが強くありません。だから、苦いコーヒーでは、合わせるには強すぎる気がします。ふつうの紅茶だと、強めの乳脂肪分を受け止められない気がします。その点、南インド屋のスパイスティーは、スパイスによるキリっと感があるので、ベストマッチです。いや、結論ありきではないのですが、なんというかね、ベストマッチですね。

スパイスティーの購入は下の画像、もしくはボタンから飛べます。どうぞ宜しくお願いします。