雑記2018/11/22「ちょっと待ってねチョコレート」「静止状態からの動き出し」

2018/11/22

●ちょっと待ってねチョコレート

新札幌は、地下鉄の駅とJRの駅がある。札幌駅に行くときはJRをつかう。早いから。そしてちょっと安いから。しめった雪が降るホームで、昨日書いたようなフットサルの動きを延々とやって電車を待っていた。電車の中は暑い。帽子をとると坊主だから、ときどき目の前に座っている人がぎょっとする。気にしない。札幌駅のホームから降りるとき、目の前に、大きなスーツケースを持っている白人のすらっとしたおばさんがいて、果敢にもひとりで持って降りようとしている。声をかけて僕がスーツケースを持って降りた。気をつけてねー、と言って離れようとすると、ちょっとまってねチョコレート、とロシア語の書かれた板チョコをくれた。配給かな、と思った。そんなわけない。

●いつも有難うございます

あ、いつも有難うございます、の、「あ」が気になる。六花亭札幌本店には数えるほどしか行っていないのに。円山店で言われるならわかる。しょっちゅう行ってるから。諦める。

●静止状態からの動き出し

右に動き出すことを想定する。ボールを保持しているので、基本姿勢から、かるく右足を引いた状態になる。いつでもどちらにでも蹴ることができるよう。こいつは絶対ドリブルするな、と思われてはいけないから、常に複数の選択肢をちらつかせるのが大事。で、この姿勢だと、軸足は、前足部に体重をかけることができない。つんのめってしまうから。やってみればわかる。逆に右足は、踵が浮くようになる。そこからどう動くか。良い動画が見つからないからとりあえず。2:53くらからの、「空踏み」と呼んでいる動き。

岡部という方は、おそらく右足の一歩目をフェイトとしてとらえているようで、なんでそのフェイントが必要なのかはいまひとつ動画からはわからない。長谷川という選手もちょっと腑に落ちない表情をしているようにも見える。この右足の一歩目は、左脚を角度をつけて接地させるための余裕をうむための一歩だと僕は思う。

昨日の動画をもう一度。

左脚を外側に開いて角度をつけて左脚を接地させている。動き出しから、左脚を外に投げ出すまでに、時間的余裕がある。ところが、これと同じ動きを、止まった状態でやろうとすると、かなり難しい。左脚を外に投げ出す前に右膝が折れきってしまいバランスを崩す。では、どうするか。dyego zuffoの動画では、右脚には力が入っておらず、ほぼ体は自由落下している。ここで、ちょっと右脚を踏ん張れば、体が落ちるまでに余裕ができるはず。それが、「空踏み」。決してフェイントではない。

やり方はこう。最初に戻って、ボールが足元にあり、右脚の踵が軽く浮いている状態。左足の踵は接地している。この状態でまず、上体が左に傾いてはいけない。基本的に姿勢はニュートラルに。で、そこから右足の踵を降ろすと、右側に倒れこむような動きになる。これが初動になる。右踵を降ろすと同時に上体を折りたたんで左脚を腸腰筋で軽くもちあげる。そして、左足で地面を蹴るようにして加速する。膝に横向きの力が加わらないよう気をつける。

※右踵を降ろすと右側への力が働いて体傾きそうになるが、体を捻って上体はまっすぐに立てる。ぎりぎりまで姿勢をニュートラルに保ち、どちらに行くかわかりにくくするため。体幹トレーニングの項で述べたように、手足の動きに胴体がひっパられないように常に心がける。イメージとしては、胴体のひねりと股関節、肩甲骨の柔軟性で、手足の動きを吸収するかんじ。感想には個人差があります。

 

とまあ、こういうかんじで動く。わかると思うけど、動きとしては、一拍多いので、ディフェンダーを出し抜くのが難しい。だから、ネイマールは体が細長いこともあり、止まった状態から右側に行くときは、トリックをつかうこともある。メッシは、ズバっといく。さすがメッシ。メッシは空踏みしなくてもいけるはず。