雑記2019/02/01「うたたねとゼノン」「旅先のひげ剃り」

2019/02/01

●うたたねとゼノン

庭の雪が青白く光る頃、電気を消して寝ころがるのが好き。空が青かった一日の終わりかけに、そうなる。ヨガマットを敷いて寝転がって、暗くなっていく空を見る。寝ることもある。今日は寝なかった。そろそろ起きるか、と思って電気をつけると、自分が真っ暗な部屋にいたことに気が付く。徐々に暗くなるから、気にならない。いつも思うのは、お風呂の温度を、気が付かないくらいにちょっとずつ上げていけば、熱湯になっても我慢できるのではないか、というゼノン的なこと。僕は熱い風呂は苦手。

●旅先のひげ剃り

以前はバリカンのアタッチメント無しで髪を切っていたのだけど、バンコクに行ったときに、試しにカミソリでやってみたら、むしろ肌への負担が小さかった。意外。だいたい世界中どこでも髭剃りは売っているはずだから、これで安心。旅先での髪型問題は、結構大きいと思う。おしゃれ度は落ちる。髪も服も靴も。僕は今、ボブさんおすすめのジャングルモックを履いていて、これは旅先でもいける。服は、いつも同じ。髪も安定。いつでも旅行に行ける。家にいるのが一番好きだけど。

●煮込みは良い

昨日今日と、肉を煮込んで食べている。良い。昨日は、鍋に放り込んで火にかけて出来上がり!みたいな作り方だったけど、今日はもう少し手をかけた。近くのスーパーでカナダ産豚肩ロース塊が、グラム68円だった。国産よりむしろこっちのほうが好き。ぶつ切りにして粉をつけて焼き目をつける。取り出して、野菜を炒める。芋、人参、たまねぎ、ニンニク。白ワインを加えて、トマト缶も入れる。肉を戻して煮込む。途中で、皮ごと四つ割りにした蕪と、ブランマッシュルームを切らないでころころしたまま入れる。完成。こういうのを作ると、外食するのが嫌になる。

●トップスのケーキ

店員Aが東京に遊びに行くと、だいたいTOPSのケーキを買ってくる。昔流行ったもの。一時期、がくっと味が落ちた気がした。ちがったらごめん。クルミがいやな味になっていた気がする。ちがったらごめん。少し前に久しぶりに買ってみたら、おいしかった。素晴らしくおいしいわけではないけどおいしい。クルミが、良いクルミになっていた。内部事情が気になる。代が変わったのか。

●メッシは動かない

基本に立ち返って。一年半前の僕は、動くたびにバランスを崩していた。体が細長く、上半身を固めて使っていたから。いちいちつんのめる、というか。だから、ネイマールのように、脊椎の動きと腕の動きを分離させて、動きながらも上半身でバランスをとるようにした。プレイが滑らかになった。味方からのパスが、常に寸分たがわず狙ったところに来るはずはなく、相手の動きもあるので、常に、どの方向にでも動ける状態を保ったほうが良いはず。だから今でも、そういう柔らかい動きがサッカーフットサルの基本だと思っている。それで、思った。メッシはどうしてるだろうと。メッシは基本的に、体がひとつの塊になっていて、それがすごいスピードで加減速したりターンしたりする。柔らかい動きもするけど、基本的には、体を固めている。調整は効きにくいはず。

メッシは、動かない。もしくは、歩く。基本的に足元にパスを要求する。走るときは、どう動くかが決まっているとき。だから、動きの自由度が低くても大丈夫なのか。もしメッシが、常に走り回りながらパスをさばく選手なら、体の使い方も変わってくるはず。チャビもあんまりスプリントはしない。イニエスタのほうが、動きながらボールをさばくイメージ。モドリッチもそう。そういうプレイをするにはやっぱり、上半身を柔らかく使って、いつでも姿勢を調整できるようにしたほうが良い。そう考えるとやっぱり、分業のほうが自然かなとも思う。決定的な仕事をする人は、体を固めて一瞬の動きに集中する。動き回りながらプレイする人は、体を柔らかく使う。ベンゼマは、体の使い方が柔らかくて、いかにもサッカーがうまい人。でもゴールはあんまり決めない。そういうことか。これからサッカーがフットサル化するとしたら、分業ではなく、全員がどちらの動きもできることが求められるはず。だから僕も、基本的には、何でもできる人を目指したい。