雑記2018/12/13「一週間ぶりの外出」「インドに何回行ったか選手権」

2018/12/13

●一週間ぶりの外出

天気も良かったのでマトンの肉塊を買いに出た。外は雑多な匂いがあちこちから流れてくる。地下鉄の駅に降りるとなおさら。香水だけでなく、服の匂いや髪の匂い、右から左から次々と来る。自分の家はスパイスが立ち込めているのは積極的に棚に上げる。そして、久しぶりに外の人を見ると、あれ?世の中ってこんなに不細工多かったっけ?と思った。ごめん、世の中。みんな疲れている。老いも若いもみんな白髪まじりに見える。かすれてる。僕なんてこの一週間で、身も心もツルツルふわふわ。問題は布団を重ねすぎてあせもが出来たくらい。いや、なんというか、世間と距離を置いて生きよう、という気になった。がんばろう。距離を置いて生きるには、圧倒的に光らなければ。

●インドに何回行ったか選手権

ヨガ業界とかインド業界とか、なんかそんな感じの界隈では、「あの人はインドに10回以上行っている」「毎年インドに行っている」「半年に一回行っている」「一年の半分をインドで過ごしている」「インド人と付き合っている」「もうインドそのもの」など、インドへの渡航回数が胸の星になる。はへー、そんなもんなんすかね、と思って見ていた。そして、今度、僕も晴れて一回目。やった。のらくろ二等兵だ。いもん袋だ。

●発声いろいろ

英語は響きがある言語なんだと思う。そもそも発声として。英語の授業で発音というと、どうしても、舌先でいかにちょこちょこやるか、という発想だったけど、違うと思う。発音というより発声。日本語って、音が口の周りで完成するかんじ。英語は、胸とか喉の奥のあたりで完成する。口は子音を作る道具。個人的には、声を、自分の胸に向けて出すようなイメージ。口から出さないで、呑み込む。そうやって、胸腔にため込むかんじ。なんだか外人の声って響きがあるよな、と思うけど、これが大きな要因のはず。動画の人の声って、僕の中では、典型的なイギリス人シンガーの発声。これは知ったかぶり。とにかく、こういう発声ってあるよね、という話。

倍音を増やすというのか響きを増やすというのか、それがすべてとは思わない。三波春夫は偉大。すごい。ただ、ポップスとしては、いかに増やすか、何処で増やすか、が大事だと思う。それで言うと、胸で「うーー」とか「ん~~~」と響かせる音をベースとして使う。声を思い切りこもらせるかんじ。とにかく胸を鳴らす。そして、それに、息をのせる。僕はまだうまくできないけど、たぶんそんなかんじ。まだ解像度が低い。

●ケララ行のこと

あと、ひと組の募集。1人でも2人でも。三人組でひとつのベッドに寝ます!!という方々が来たら、どうしようかな。まずないだろうけど。今のところ参加される方々は、一週間インド料理を食べ続けたいインド狂いではなさそうなので、たぶん色々な料理を混ぜることになる。少なくとも朝食は。僕もインド料理ばっかりだと飽きるし。細心の注意を払いながらサラダをいろいろ作れたら楽しい。洗う水にも気をつける。ぜったい体調は崩させない。まだやる前だけど、次回の参加をその場で決めたくなるくらいのものを提供したい。食べ物だけでなく。次回があるかもわからないけど。次はフランスの城でやるか、という話が出ている。フレンチ勉強しないと。

●モテないということ

人間は、一定期間以上モテないままでいると頭がおかしくなると思う。わかりやすいのは異性関係だけど、これを人望とか人気とかと置き換えても良いかもしれない。僕の読みでは、10年ちょっとそれが続くと、やばい。世界が歪む。自分が歪むことを認識する人はまずいないから、かわりに世界が歪む。僕は、学校にいるときは、モテなかった。彼女なんて出来たこと無いし、かすりもしなかった。高校生くらいになると男女交際が本格化して、クリスマスの日に、一応ちょっとそわそわして、そのままひとりで帰った。世界に置いてかれるのは辛い。ほんとに辛い。大学に入っても勿論彼女なんてできないから、ネット上に転がっているアニメをぼーっと見て、頭を空っぽにして過ごしていた気がする。二年間くらい。記憶があいまいな時期だ。僕にとって、世界との距離が決定的になったのが大学時代で、たぶん防衛機制。それまでは、大学に行けば何とかなる、と思っていた。でもそんなことなかった。一時期、卓球に凝っていて、サークルのようなものに入ったけど、死んでいても動くんだねこの虫!!というようなサークルで、すぐに辞めた。文芸部に入ったけど、まあ似たようなもので、でも寂しいから無理に皆とご飯を食べに行ったり、カラオケに行ったり、全然好みでもない女の人に声をかけてデートのようなものをしたけど結局だめだったり、意味もなく夜中に自転車で公園に行ったり、半端じゃなく無駄なことをしていた。僕は、ぎりぎりだった。いや、思い返してみると、大学時代の記憶が本当にあいまいだから、変だったのかも。6年間いたのにあまり覚えてないな。働き始めて、普通に稼いでみて、ああこんなもんかと思った。一年目で500万円くらいもらえたから、良い方だったと思う。なんだか、お金に関しては、それで満足した。その後、仕事をやめる前くらいに恋人のようなものが出来て、モテないことのコンプレックスが減った。あんまり良い関係ではなかったから、ゼロにはならなかった。最近別れた恋人とは、楽しく3年間を過ごせたから、すごく満足した。もうコンプレックスもない。かわりに、いま、稼ぎが悪いことのコンプレックスは少しあるけど、まあ大丈夫。自分語りが長くなった。はからずも、モテないと頭がおかしくなる例として自分を出してしまった。そんなつもりじゃなかったのに。人間の価値はそんなところでは決まらない、というのは事実だけど、単純に、精神が持たないから、モテる努力をするのは自衛として必要だよな、と思う。