2018/11/04
●色々な道のプロ
物を失くすことが多い。すごく多い。眼鏡をかけていたときは、一日5回くらい眼鏡が無くてのびたくんをしていた。頭にテレビのリモコンを突っ込むひよこのぬいぐるみを眼鏡差しにしてからは少し良くなった気がするけど。大学時代にレーシックをやっていまは身軽。やってよかったレーシック。そう、ものをなくす。目が良くなってもやっぱりなくすし、さすがに20歳を過ぎたころには、落ち着きのようなものが出てきた。なくさない落ち着きじゃない。なくしても落ち着いている、そういう落ち着き。あ、無いな、と思ってすぐに慌てるのは素人で、あ、無いな、と思ったら、感覚を研ぎ澄ます。そうすると、これはやばいのかやばくないのかわかる。大抵はやばくない。かばんをひっくり返せばみつかる。もちろん鞄の中はぐちゃぐちゃ。そしてやばい場合、あ、これはやばいやつだ、というのがわかる。すぐにわかる。正直言って、そうなったら鞄を探る手も鈍る。ないから。まず見つからないから。なくしたショックはあるけど、あーあめんどくさい、というのが先に立つ。カードの停止とか再発行とか、それに財布を買いなおさないといけない。もちろん現金もくやしいけど、けっこう慣れる。財布って、ぜったいなくすよね。だって、しょっちゅう取り出したりしまったり、カバンのあっちに入れたりこっちに入れたり、鞄をかえたら財布も移さないといけないし。今日、フットサルに行こうと思ってスーパーでバナナを買って、お釣りが787円だったのも覚えているのだけどそこから先は覚えていない。フットサル場の近くに来て、ふと立ち止まり、あ、と思って、なくしたな、と思った。いちおう鞄を探るもやはりない。たしか1万1000円くらい入っていた。今日の料理教室の売り上げは、机の上に置きっぱなしだ。誇らしい。自分のだらしなさが誇らしい。守ったぞ、売り上げを。
●ブレーキでは踏み込まない
これは結構ネット上にも転がっている情報だけど一応。サッカー、フットサルは、常に加減速を繰り返す。ブレーキのとき、普通に止まろうとすると、ぐっと足を踏みしめて大腿四頭筋で止まることが多い。これってけっこう激しい動きで、疲れてくると、膝がガクッとなる。もちろん動きも鈍る。ではどうやって止まるかというと、股関節で受け止める。何度も書いているように、膝でなく股関節で動くのが基本で、太ももから下には力を入れない。ブレーキの時は、スキーでのパラレルターンや、ザッと止まる時のイメージに近いと思う。八の字じゃなくて足を揃えるやつ。上体を後ろに残すイメージで、体を傾けて下半身が先に行き、タタンと片足ずつ着いて、そのブレーキの動きがそのまま方向転換にもなる。スピードがある程度出ていると、一発ではとまらないで、タタン、タタン、と何回かに分けて減速する。良い動画を見つけたら後で貼る。そもそも、フットサルにおいて、走っている状態から完全に静止する場面は少なく、スピードを落としたり、方向を変えることの方が多い。走る、止まる、違う方向に走る、と分かれるのでなく、走る、サイドステップで減速、方向転換、というイメージ。
●よく眠った後のような
恋人と別れて寂しいかと言われると、どうなのだろう。そんなに寂しくない気がする。思い返してみると、本当に楽しかったなあと思う。寂しさや懐かしさ、と言うよりは、よく眠った後のような、満ち足りた気持ちになる。過去を慈しんで美化するわけでなく、ありがとうありがとうとつぶやくのでもなく、本当にそう思う。高校二年生の夏ごろ、ひと月かふた月くらい、友達と帰ってカラオケに行ったりマクドナルドに行ったりして、ほんとうに楽しかった。ああ楽しかった、と満ち足りた気持ちになって、それからそういう付き合いはしていない。それに近い。いやいやそんなことない恋人募集中だ間違ったまちがったまちがった。