トマトのパチャディのレシピ

Tomato pachadi

トマトを、マスタード風味のココナッツぺ―ストでさっと煮たものです。ケララっぽい料理です。

マスタードの辛みがアクセントになっています。トマトの赤、ココナッツの白、カレーリーフの緑と、見た目も良いので、ミールスとしてずらっと並べた時に、写真うつりがよくなることが期待できます。

パチャディとは何ぞや、という方は、まずはこちらのコラムをご覧ください。

動画もありますので、見てイメージをつかんでください。

 

材料と手順

(4人分)

●トマト——中サイズ1個

(1.5cmの角切り)

●ペースト用材料(ミキサーで滑らかなペーストにする)

○ココナッツシュレッド——1cup

○ヨーグルト——1cup

○青唐辛子——1本

○マスタードシード——小さじ1

●塩——小さじ1/2

●テンパリング用

○サラダ油——大さじ1/2

○マスタードシード——小さじ1/4

○カレーリーフ——6枚

①小鍋にココナッツペーストを入れ、弱火にかけ、ふつふつと沸いて来たら火を止め、塩を入れてよくかき混ぜる。よく混ぜた後で、切ったトマトを入れる。

②テンパリングをする。別の小鍋にサラダ油を熱し、マスタードシードを入れ、弾け始めたら、カレーリーフを入れて火を止める。ざっとかき混ぜてカレーリーフに火を通したら、カレーの入っている鍋にジャッとかける。最後に味を見て、足りなければ塩を足す。

トマトのパチャディのポイント

・ヨーグルトとトマトの酸味を、ココナツの甘みで受け止める料理です。なので、ココナッツは細かめに挽いて、甘みを出します。もしココナッツを細かく挽くことができるミキサーがない時は、半カップほどココナッツを増やします。

・はっきりとマスタードの味がするくらいに、おおめのマスタードを挽きます。これがこの料理のポイントで、ちょっとケララっぽい部分でもあります。

・これ単体でご飯に合わせるものではないので、塩味を強くはつけません。

・見た目としては、あまりシャバシャバにならないよう、ぽてっと仕上げます。そのため、トマトにはあまり火を入れません。火を入れると水が出ます。また、冷えると固まるので、もし水っぽくなった場合は、冷蔵庫に入れて放っておくと良いです。

・トマトは、完熟である必要はありません。緑っぽくても好ましいです。

こんな作り方もあります

・ターメリックで色を付けても良いです。ココナッツぺーストを鍋に入れてから、ターメリック小さじ1/4を加え、よくかき混ぜます。よくかき混ぜないと、味がなじみません。ターメリックを入れると保存性が高まります。

・ココナッツオイルがあれば、ぜひ入れてください。上記のターメリックと同じようにして加えます。ココナッツの香りがすると、贅沢なかんじです。カレーリーフは、無くても良いですが、あると嬉しいです。

・ココナッツのペーストに、玉ねぎ1/6を入れて一緒に挽くと、ちょっと異国風の味になります。その時は、ペーストを5分ほど加熱し、塩も、小さじ1/2でなく、倍量の小さじ1くらい入れると、味がきまりやすいです。

・Tomato pachadi と検索すると、味の濃いペーストのようなものが出てくるように、このトマトのパチャディは、インドでは、そこまで一般的ではないと思います。ただ、間違いではありませんので安心してください。


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ビーツのパチャディ

beetroots pachadi

パチャディ仲間です。こちらも見た目がきれいで、instagram的にお勧めです。